表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小さな僕は魔導機使い!?  作者: 猫丸
新たな旅立ち
52/120

第52話


「シャウ~、進め~!」



「がぅ!」



ユーマ達を先頭にセレーナ達は歩を進めた。



「進め~!進め~!どこまでも~!」



「ユーマ君は楽しそうですね♪」



「見ていると和みますわ」



ユーマの明るさにセリーとエリシアは和んでいた。



「進め~!すす?」



「ん?どうした、オチビ?」



「シャウ!ダッシュ!」



ユーマが指差した方にシャウは突如走り出した。



「こら!待ちなさい!」



セレーナ達もユーマを急いで追いかけた。



「おばあちゃん大丈夫!?」



ユーマは膝を着いていたお婆さんに近寄ると自分の水筒を飲ませた。



「んぐんぐんぐんぐ!ふぅ…何処の子か分からないけど助かったよ」



「大丈夫?」



「大丈夫だよ、ありがとうね」



お婆さんは立ち上がると再び歩き出そうとした。



「ダメだよ!この辺魔物が出るんだよ!?」



「それでもね、あたしゃ行かなきゃならないんだよ」



「ユーマ!」



ユーマがお婆さんを引き止めているとセレーナ達も追いついてきた。



「お姉ちゃん!」



「この方は?」



「倒れてたの!なのにまた行こうとしてるの!」



ユーマは必死にお婆さんの足にしがみついて止めようとしていた。



「あの、理由は分かりませんがこれ以上は進まないで町に戻られた方がいいのでは?」



セリーがやんわりと止めようとするが…



「ありがとうね、お嬢ちゃん達。でもね、あたしゃ行かなきゃならないんだよ」



お婆さんは遠くにうっすらと見える森を見つめた。



「あそこに何か有るんですか?」



「娘の体を治す薬草だよ」



お婆さんはゆっくり語り出した。




「家の娘は病気でね。あの森にある薬草が必要なんだよ」



「町で薬草を買われた方が良いのでは?」



「町には出回らないんじゃよ。鮮度があってな、その日の内に煎じて飲ませないと効果がないんじゃよ」



セレーナの提案にお婆さんは首を振り取りに行かねばならない理由を話した。




「わかったかい?だから坊や、離してくれるかい?」



「ダメ~!おばあちゃんが死んじゃうよ!」



「でもね、あたしが行かないと娘が今日明日には死んじゃうんだよ?」



お婆さんはユーマに言い聞かせるように話した。



「だったらボクが取りに行く~!」



「坊やに危険な事はさせられないよ。それに見ず知らずの人に迷惑をかけられないよ」



お婆さんがそう言うと…



「お婆さん、薬草の特徴を教えてください。私が取りに行きます」



「何を言ってるんだい!?」



セレーナは自分が取りに行くと言い出した。



「私には馬があります。だから教えてくれませんか?」



「エピナ草だよ…」



お婆さんはポツリと呟いた。



「良かった、幸いにも知ってる薬草です」



「けど!やっぱり…」



「私達に任せてください。アキナ、セリー、エリシア?お婆さんをお願い」



お婆さんをアキナ達に任せると…



「ユーマ、行くよ」



「わかった~!おばあちゃん、待っててね~!」



セレーナとユーマは一緒に駆け出した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ