第43話
「さて、昼間のアレは何?」
『アレか?アレは炸裂弾と言って着弾すると爆発する弾だ』
「いつ作ったのですか?」
その日の夜、野宿をしていると昼間のユーマが使った魔法弾の話になった。
『君達が旅の準備をしてる間に主と作ったのだよ』
「大丈夫なの?」
『そう簡単に暴発はしないさ』
マジカルガンナーは安全だと主張した。
「使っちゃだめ~?」
「う~ん、使う時は皆に言ってね?」
「わかった~」
セレーナはユーマに使う時は注意する事と念をおした。
「お姉ちゃん、お腹減った~」
「そうね、食事にしましょう」
セレーナはユーマにパンと干し肉を多目に渡した。
「はい、シャウ。ご飯だよ~」
「がぅ♪」
セレーナから貰った干し肉をシャウに分け与えた。
「ファリー、一緒に食べよ~」
「はい、ご主人様♪」
ユーマはパンを千切ってファリーに渡した。
「ふふ、こうやって見てるとペットに餌を与えてる見たいですね」
セリーは微笑んで眺めていた。
「お姉ちゃん」
「ん?どうしたの?」
「次の町にはどれくらいで着くの~?」
セレーナは地図を見ると…
「そうね、二、三日位かしら」
「そっか~」
セレーナの答えにユーマは納得した。
『セレーナ、次の町にはどれくらい居るのだ?』
「食料とかの買い出しと必要な物の買い出しだから、一日か二日ね」
『すまぬが少し寄り道をしてはもらえぬか?』
ここに来てマジカルガンナーが道の変更を申し出た。
「私はいいけど…」
「アタシもいいぜ」
「私も」
アキナ達も賛同したのでマジカルガンナーは理由を話始めた。
『確かこの付近に魔導機の工場があったと思うのだよ』
「工場?何ですかそれは?」
『工場とは昔の物で生活道具などを大量に作る場所の事だ』
マジカルガンナーはわかりやすく説明をしてくれた。
「じゃあこの付近に魔導機の工場があるの?」
『残っていればの話だが。私のように意思を持った物は無いかも知れぬが何かの役に立つ物が有るかも知れない』
「問題はどうやって探すかね?」
セレーナが探す方法を考えていると…
『簡単な話だ。主よ、私と同じ反応を探して見てくれ』
「わかった~!…どうやって~?」
ガクッとセレーナ達は崩れた。
『広範囲に探知魔法を広げれば私と同じ様な反応が有るはずだ』
「でも遠くまでやるとちょっとの反応しかわからないよ~?」
『そのちょっとが分かればいいのだよ』
マジカルガンナーの説明にユーマも納得して…
「わかった~!」
杖を取りだし探知魔法を広範囲にかけた。
「ん~…あ!あった!」
『わかったかね?』
「うん♪いっぱいある~!」
ここで不安に成りかねない発言をユーマはしたのであった。
『いっぱいかね?ふむ、どうするセレーナ?』
「行ってみてからね。危険な物ならほっとけばいいし」
「取り合えず休もうぜ」
探索は明日に控え、セレーナ達は休む事にした。




