第40話
『さて、主よ。私の使い方を説明しよう』
次の日、ユーマは近くの森でマジカルガンナーの使い方を教えられていた。
「どうするの~?」
『まずはベルトに付いてる袋は分かるかな?』
「これ~?」
ユーマは左腰に付いた拳より大きいポーチを開けた。
『中に弾が入ってると思う。出してくれるか?』
「この小さいの?」
『それを一つ私に入れてくれるか?』
カシャンと音がするとシリンダーが外側に出てきた。
「ここ~?」
ユーマはシリンダーの一番上に弾を入れた。
『そしてシリンダーを…弾を入れた筒を本体に戻してくれ』
カシャンとシリンダーを元に戻した。
『そしたら木に向かってトリガー…シリンダーの下に指を引っ掻ける所はわかるか主?』
「ここ~?」
ユーマがトリガーに指をかけると…
『そうだ、後は木に向かって引いてくれ』
「えぃ!」
ドンと魔法の弾が打ち出された。
「凄い音~!」
『弾に魔法を込めれば撃ち出す事も可能だ』
「わかった~」
マジカルガンナーによる取扱いを教えられると…
「流石、魔導機ね」
「弾ですか?それは幾つ位有るんですか?」
『弾か?自動で精製されるので無限だ』
マジカルガンナーの性能に思わずセレーナ達は黙った。
「どうしたの~?」
『私の性能に驚いているのだよ、主』
自覚してるのか淡々とマジカルガンナーは答えた。
「魔導機って凄いんだな」
「これは例外よ」
「じゃあユーマ?別の魔導機を試してくれる?」
セレーナはユーマに別の魔導機を試すように頼んだ。
「わかった~」
「アキナ、相手頼める?」
「任しときな」
アキナは手甲、ユーマは杖を構えた。
「行くぞ、オチビ?最初はゆっくりやるからな?」
「う、うん」
初めての近接訓練にユーマは緊張していた。
「行くぞ!お!上手いぞ、オチビ」
「何となく分かる~」
「わかる?」
ユーマの説明にアキナはわからなかったがセレーナとセリーは何かに気付いた。
「もしかするとある程度予測出来るのかも知れませんね」
「ユーマの感知力に近接の先読み…ある意味いい組み合わせね」
腕輪とユーマの相性も良いらしく…
「ユーマ、ネックレスも試してくれる?」
「わかった~!」
「シャウ、相手をお願い」
今度は待機していたシャウにセレーナはユーマの相手を頼んだ。
「じゃあユーマ?シャウから逃げてみて」
「わかった~!」
「がぅ!」
ユーマが逃げるとシャウが追い掛けた。
「スピードは互角でしょうか?」
「そうね、確かに。魔導機を二つ合わせると確かにランクは羽上がるわね」
「お!戻ってきた」
アキナの視線を追うとシャウに襟首をくわえられて運ばれてるユーマが見えた。
「どうしたの?」
「疲れた~」
「スタミナ切れね、思わぬ欠点ね」
ユーマは疲れたのかその場に座った。
「って事はギルドキラーは体力だけはあったって事か」
「そのようですね」
「じゃあ、町に戻りましょうか」
セレーナはユーマを抱き上げ町に戻って行った。




