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小さな僕は魔導機使い!?  作者: 猫丸
厄介事
27/120

第27話


「じゃあユーマ、昨日のモンスターを探してくれる?」



「わかった~」



森に入るとセレーナはユーマにモンスターの探索を頼んだ。



「なぁ?こんなやり方で見付かるのか?」



ユーマを先頭に森の中を進むとアキナはセレーナに話かけてきた。



「ユーマは魔法で気配を察知しているから普通に探すより確かよ」



「へぇ、魔法って便利なんだな」



アキナは感心するように返事を返すとセレーナが付け加えた。



「便利でもないわよ。勉強は必要だし、呪文を覚えなきゃいけないし、モンスターによっては魔法が効かない種類もいるし。場合によっては戦士より難しいわよ」



「うぅ、アタシは勘弁だな」



アキナは想像しただけで嫌そうな表情をしていた。



「私も同じよ。それなのにユーマは勉強して覚えたんだもの。感心するわよ」



「何であんな小さな子が?」



アキナの疑問は当然である。ユーマ位の子供は普通は遊ぶ事に夢中になっていておかしくない。

それなのに魔法を覚えハンターになっているユーマは異常とも言える。



「…そこは色々あったのよ」



「…そっか、アンタ達も苦労してきたんだな」



アキナも深くは追求しなかった。

人には語りたく無い事があるのは当たり前だ。

セレーナ達もそうなのだろうと思いアキナは聞かなかったのだ。



「お姉ちゃん」



「何、ユーマ?」



セレーナがアキナと話しているとユーマが話かけてきた。



「昨日のモンスターの気配、感じたよ」



「わかった、案内して?アキナ、直ぐに戦えるようにしてて」



「あいよ」



アキナは手甲を確認すると拳を打ち付け準備万端と見せつけ、セレーナも剣を直ぐに抜けるようにしてユーマの横に並び歩いた。



「段々近付いてきたよ~」



森を進むにつれユーマがモンスターの位置を逐一教えてきた。



「ユーマ、何か見える?」



「ちょっと待ってて…う~ん…」



ユーマが目を凝らして森の奥を見渡した。



「う~ん…あ!!昨日のモンスター!!」



「ホントに?」



セレーナはユーマに昨日のモンスターか確認した。



「うん!昨日のガイコツ!」



間違いない。セレーナはそう決めると剣を抜きアキナに声をかけた。



「アキナ、いい?私達はユーマの魔法の後に一気に近付くわよ」



「わかった」



アキナも何時でも行ける体勢になった。



「ユーマ、お願い」



「わかった~。いくよ~!!雷よ、彼の者に雷鳴の刃を。サンダーブレード!!」



雷がモンスターに落ちるとセレーナとアキナは一気に近付いて各々の武器をかまえた。



「ハァ!!」



ガキィンと音がすると死神は鎌でセレーナの剣を受け止めていた。



「デャァ~!!」



すかさず脇が空いてる死神にアキナは拳を叩き込んだ。

しかし死神は片手を鎌から離すと空いた手でアキナの拳を受け止めた。



「やっぱり…強い!!」



セレーナとアキナが距離を取ると同時にユーマがしかけた。



「これならどうだ!天空の光よ、剣となりて彼の者に断罪の刃を。シャイニングブレード!!」



光の剣がモンスターに刺さるとズドンと爆発音がすると辺りに砂塵が舞った。



「ちょっ!!ユーマ!いくら何でも強力過ぎ!!」



「お姉ちゃん前!!」



「クッ!?」



砂塵の中から死神が出てくるとセレーナに鎌を振るうが間一髪の所で止められた。



「アタシを忘れてないか?」



アキナが距離を詰めると死神の懐に入った。



「行くぜ!!インパクト!!」



アキナの技が決まるとガードが間に合わなかった死神は勢いよくぶっ飛んだ。


「やっりー♪」



強力な一撃を決めるとアキナは喜んだ。



「まだよ」



セレーナが剣を構えるとゆっくりと死神が立ち上がった。



「やっぱり簡単にはいかないよな…」



アキナも構えると死神の方を向いた。

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