第106話
「お姉ちゃん達の為ならえーんやこーら!」
『旦那?今度は何を作ってるんすか?』
『おう!チュウ太!自信作だぜ!』
クリエイトハンマーが答えてきた。
「出来たの~♪」
ユーマは出来上がったものを抱えて走り出した。
『旦那~!』
チュウ太も慌てて追いかけた。
「アキナさーん!」
「オチビ?どうした?」
「はい!」
ユーマはアキナに完成した手甲を渡した。
「お?手甲か?まだ、アタシのは壊れてないぞ?」
「違うの~。これ、魔導機なの」
「これが魔導機?てことは何か仕掛けがあるのか?」
アキナが訪ねるとユーマは嬉しそうに答えた。
「あのね!弾を込めると威力倍増なの!」
「セレーナのと一緒か!」
「工夫してみた!」
工夫するだけで出来るのが不思議である。
「貰っていいのか?」
「助けてくれてるお礼なの」
「そう言う事なら貰っとくよ。ありがとうな?オチビ」
ユーマは嬉しそうに去っていった。
『旦那?次はどちらに?』
「セリーさんの所~」
『チュウ~♪』
ネズミ達は木箱を運ぶことに一生懸命だった。
「あ!セリーさん発見~♪」
「あら?ユーマ君、どうしました?」
「プレゼント!」
ユーマは矢筒を取り出した。
「あら♪ありがとうございます」
「あのね!これ、魔導機なの!」
「これがですか?普通の矢筒に見えますが?」
セリーは矢筒を色んな角度で見ていた。
「見てて!」
ユーマが矢筒に手を入れると中から矢が出てきた。
「あら?あらら!?」
ユーマが何本も矢を出すのでセリーは声が上ずった。
「こんな風に沢山入るの!」
「凄いですね♪」
「えへへ♪頑張ったの!」
セリーはユーマの頭を撫でた。
「ありがたく使わせてもらいますね」
「うん!」
ユーマはその場を後にした。
「あら?ユーマ君じゃないですか?」
「エリシアさん発見~♪」
「私を探していたのですか?」
ユーマは早速木箱を漁り出した。
「あった!はい!」
ユーマはレイピアを差し出した。
「あら?私のは壊れてませんよ?」
「あのね!これ、魔導機なの!」
「まぁ!そうなんですの?」
エリシアが驚いていると嬉しそうにユーマは説明を始めた。
「これはね?壊れても再生するレイピアなの!」
「そうなんですの?」
「レイピアは傷みやすいから考えてみたの!」
ユーマは楽しそうに説明した。
「ありがとうございます。大切にしますわね!」
「次~!」
『チュウ~!』
ネズミ達はユーマを追いかけた。
「発見!ナナさーん!ネネさーん!」
「ユーマ様、どうしたの?」
「ユーマ様、どうしました?」
ナナとネネはしゃがんで待った。
「あのね!プレゼント!」
ユーマはナナに短剣、ネネにボウガンを渡した。
「ユーマ様…これって」
「頑張ってるからあげるの!」
ユーマに隠れて稽古してもらっていたがユーマには隠せてなかったようだ。
「ありがとうございます。ユーマ様」
「ありがとう。ユーマ様」
「えへへ」
ユーマは皆に配り終えたので…
「ネズミさん、集合!」
『チュウ!』
ネズミ達を集めた。




