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夏の帰り道

作者: Soraきた
掲載日:2026/08/12

キミは送っていくと言った

今までより大きな声で

わたしにはそんなふうに聞こえた

少し暗く感じたのは

夏の終わりを

わたしにだけ告げたのか


背中越しに目線が変わった

いつのまにか、キミと女友達が

わたしの少し前を歩いた


まだ、夏の匂い

感じないまま

今年の夏も終わってしまうのかな

それなら、さみしいなと思った


この先の道は

二つに分かれてる

キミはわたしに言った

あの子を送っていくよ、と


わたしは少し立ち止まり

キミの言葉にただ

うなづくだけだった

夏の日差しも

わたしの行動には遠慮した


それならここに

まだ夏の匂い

たくさん置いていってよ、と

わたしがキミとおなじ立場なら

そうしているよと 


だけど、仕方ないね

二人の背中

いま、見送るところ

まだ夏の日差し

キツイなと思った

そう思うのが

わたしだけでもいいかなと



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