Human face dog
協会に着くと司教さんらしき人がいる
「ようこそ今日から協会に来る予定のヴァン君かね」
「はい」
「私の名前はロイです私のことはロイ司教かロイ先生と呼んでくださいね」
ロイ先生は白髪で顔によくシワが深くはいっており60歳ぐらいの司教さんだ
「よろしくお願いしますロイ先生！」
「ホッホッホ 他のみんなが揃ったらまた色々説明するので中で待ちましょうか」
アメリアに運ばれて協会の中へ一緒に入って
いく
村には時間を現すものが無いので特に時間にあまり縛られていない
大きなな街なら違うかもしれないがこんな小さな村だからなのだろうか
まだ誰も協会へ来ていない
僕はアメリアと喋りながら礼拝所で待っている
しばらくすると小犬の鳴き声と協会の扉をバンと叩く音が聞こえた
「想ってたよりすげ〜広いな」
「ワフッ」
「おっ お前も新入生か？」
「俺の名前はギルバートだ、ギルって呼んでも良いぜ」
と大雑把に手を出してきたのは正にヤンチャ坊主の見た目なギルバートだ
ギルバートは赤髪で短髪だ顔に少しだけ傷ができていたりする
少し距離があった為握手しようとするが届かず手をブンブンする
「ごめん僕歩けないんだ」
「もしかして村長の息子のヴァンか？」
「うん それでこの女の人はアメリアで僕を運んだりする一蓮托生みたいなものと思ってくれ」
「こいつはルゥだ」
とギルバートがルゥを持ち上げる
ルゥは尻尾をブンブンさせている
なんだか偉そうな顔をしている気がする
撫でようとすると手を噛まれた痛い
ちなみにまだ躾けられていないのか全力で噛んできた
「グルルル」
子犬がしたらダメな様な怒った顔をしている
「あっ ちなみルゥはめっちゃ人見知りするぞ」
「…先に教えてくれ」
「アッハッハ」
すると後ろから2人また協会へやってくる
「うわぁ〜かわいい〜」
「か可愛すぎる」
と協会に入ってすぐ2人でルゥの元へやってくる
「あっ」
その子犬噛むぞと言う前にその子達はルゥ抱えてしまう
何故か全然噛まないぞ
ルゥはくるしゅうないぞみたいな顔している気がする
おそらく犬の気まぐれだろう
噛まれなかったことは良かった
「ねぇねぇこの子名前なんていうの？」
「ルゥだよ えっと君は」
「あっ 私はエリカっていうのよろしくね〜」
「えーと私はイヴね」
エリカは茶色の長い髪で可愛い顔をしている半袖で男らしいズボンを履いていてとても元気そうだ、ルゥに頬擦りしているのは正直とても絵になる
イヴはエリカより整った黒色の長髪で雰囲気はミステリな感じだおそらく占い師家業を継ぐのかもしれない
みんなで自己紹介しているとロイ先生がやってきた
「皆さん揃いましたね」
「改めて自己紹介しましょうか、私は司教のロイ先生ですね聖書の音読とか常識の勉強などを教えますよ」
「みなさんで自己紹介していた様ですし少し簡単な授業をしましょうか」
「はい では20分ほど休憩しましょうか」
授業の休憩時間になったのでこれから皆は外へ遊びにいくだろう
「みんなちょっといいか」
「僕はみんなとお外で遊べないからゲームをしないか？」
とみんなを引き留めた
「え〜でも俺たち外で遊びたいぜ」
「大丈夫みんなには外に行って初めてのお使いを任せたいとおもう」
「「「お使い？」」」
「そうだみんなには僕が言ったことをしてきてもらうもちろん簡単なことだ」
「なんだそれ面白いのか？」
「もちろんそれだけじゃない僕とアメリアとギルとエリカとイヴの中の1人に邪魔する人を入れる、名付けて（狼さんゲーム）と呼ぶ」
「えっ私もするのですか」
「うんそうだよ まぁアメリアは僕と一緒に協会で待つ組だけどね」
「こほん そして次の休み時間に誰が邪魔したかみんなで当てるゲームだ
ちなみに僕は犯人が誰かわかるから少ししか口出ししないよ」
「なるほどな面白そうだな」
「難しそうね」
「うん私も」
「まぁ初めてだし気楽にいこう」
エリカとイヴも言葉では不安だと言いつつ少しワクワクしている様に見える
「じゃあ始めようかみんなに聞こえない様に1人ずつ任務を言うから離れて」
みんなに任務を言い終えると協会の外へ出ていくがエリカだけルゥを抱えて戻ってきた
「ヴァン君 ルゥちゃんよろしくね」
と言いルゥを預けてきた
受け取ってすぐルゥに噛まれる痛い
何か嫌われる様なことをしたのだろうか
ルゥはしてやったみたいな顔をしている気がする
人狼ジャッ◯メントみたいな会話で人狼を探すのではなく
行動してタスクをするみたいな形の方が面白いと思いました、主人公は動けないので確実な現場の情報を得られないのでいい感じになるかなぁと思います
