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序章3話Dr.サトウの過去2

明日から若干ペースが落ちるかもしれません

ワシは研究所に連れてこられてからずっと熱心に戦闘用サイボーグについて研究していた

……と奴らは思っていただろう。

だが、最初にこの研究所を訪れて1ヶ月後にはワシはもう部屋に備え付けられていた監視カメラの場所を暴き出すことに成功していた……


「よし、これが最後の一個だな」


この部屋でかすぎるぞ、全てのカメラを見つけだすのにこんなにも時間がかかるとはね……

この監視カメラはハッキングするとして……

チラッと僕はメイド型ロボットのメアリーのことを見る、彼女は今も僕の部屋を掃除してくれている

世話をしてくれると言ったが本当の目的は僕のことを監視させるためだろう

見た目はおとなしそうな女の子だが絶対に戦闘機能もつけられてるよな……

脱出するのはまだまだ先のことになりそうだな


脱出の計画について話しておこうか

まず、僕は脱出するとは言ってもこの研究所から抜け出し地上で過ごすとかそういうことではない

なんとか地上に抜け出せたとしてもいずれ捕まってしまうだろう、それにこの部屋から出れるとは思えないしね

じゃあ戦争が終わるまで待てば良いって?

おそらく、いや間違いなく僕をここから出してはくれないだろう

大統領はこのことが公になることを危惧していたし、出してくれると言ってもその前に僕の記憶は消され、丸裸のまま放り出されるだろう……


だが、僕にはある1つのアイデアがある……

それはこの世界ではないパラレルワールド……つまり異世界に行くということだ


僕の兄は優秀な科学者だったが異世界に行くと行ってからは周囲からは見放されていた

だが、それこそが僕が研究者になろうと思ったきっかけだ


僕が小学6年生の時、大学生の兄にコーヒーを渡そうと思い兄の部屋を訪れ中に入るとそこには絵を書く兄の姿があった


「兄さん、何書いてるの?」


「ああこれか?この絵は私が今探してるパラレルワールド、簡単に言うと異世界の私の想像だよ」


「綺麗……」


その絵には1人の少年と1人の少女、さらに澄んだ空、見たことの無いような動物が書かれており

綺麗としか言いようがなかった


「そうかそうか、英樹はこんな異世界にいってみたくないか?」


「うん、行ってみたい!」


「そうかじゃあ将来科学者になって私と一緒に異世界の研究をしないか?」


「うん、僕絶対に科学者になるよ!」


「将来が楽しみだなあ」


そしてその日から僕は科学者になることを決心し、兄と毎日の様に語り合っていた

……だが、ある日その日常は崩れ去ってしまった

それは僕が超難関高校の合格発表を確認するために高校を訪れ、その帰りに兄と会う約束をしていたので有名チェーンの喫茶店に向かっていた時だった……

その時僕の携帯がなった


その発信元は兄だった


ブブブブッ!ブブブッ!


「もしもし?」


「ああ、英樹……ごめん。私は約束を守れそうにない

本当にすまない    オイッ!何電話してやがる、ぶっ殺すぞ!   ごめん」


ツッー ツッー


「兄さん!」


そのあと家に帰るとそこには警察とずっと泣いている両親がいた、警察の話によると兄さんはマッドサイエンテイスト達に誘拐されたようだった

僕は兄さんならすぐに帰ってくると本気で思っていた、

だけど何日、何ヵ月、何年経っても兄さんは帰って来なかった

だから僕は兄さんの夢を叶えるためにも異世界を見つけなければならない



ドンッ!

と兄さんの事を考えていると大きな音がしたのでそちらを見てみるとメアリーが倒れていた


「オイッ!大丈夫か!」


「......」


だがメアリーからの返事はない.....

取り合えず調べてみるか......

まあ、機械とはいえ知能を持った女の子の服を脱がすのは罪悪感があるがいたしかたないな


「これは酷いな......」


調べてみると、機器の大部分が錆びており燃料もきれていた

かなり酷いが直せない事はないしやってみるか......


「ん、私はなにをしていたの?」


4月15日?あれ、今日は8日じゃなかった?

なんで......そうよ、私は意識を失ってたのね

サトウ様は......机の上で爆睡なさってる

もしかして彼が直しいてくれたの?


「サトウ様、サトウ様。起きてください、もう朝ですよ」


「ん、おはよう。って、え!?」


メアリーが僕を起こしてくれた?

こんなん初めてだよ!?


「どうしました?もう少しお休みになられますか?」


「いや、なんで今日はこんなにも親切なのかなって?いや別に今まで態度が悪かったとかそういうことを言いたいんじゃないけど......」


「いえ、私の今までの態度は最低でした。

申し訳ございませんでした」


と私は頭を下げる

私は完全に彼の事を誤解していた、いやもしかしたらそう洗脳されていたのかもしれない

だがそれを彼は解いてくれたのだ

私に与えられた役割は彼の事を監視することだったが私はもうそんなのには従わない、彼を解放して私も自由になるんだ


「よし、サトウ様、これから一生あなたのことを手伝わせて下さい!」


「エッ?一生?」


「あっ......いっ今のは聞かなかったことにしてくだ......さい」


「ああ、うん。分かったよ、じゃあ僕の夢に協力してくれる?」


「はっはい!」


こうしてワシらの異世界への居住計画は始まり、それから40年後にはこの世界とは大きく異なったパラレルワールドを発見した


「ヒデキ、これでやっとここから出れるのね……」


「ああ、ワシも60歳を超えたがもう悔いはないわ」


「ヒデキ、これからは誰にも邪魔されずに2人で過ごせるわね……

私は機械だから子供はできなかったけど、私は今とっても幸せよ」


「ああ、ワシもじゃ」


ワシはもうおじいさんになってしまったがメアリーは相変わらず美しい


「もし、異世界が危険な世界だったらサイボーグにでもなってみるかの……」


ワシは異世界の研究もしておったが怪しまれないようにサイボーグの研究もしておった

サイボーグの知識でワシの右に出るものは居ないじゃろう


「じゃあ行きましょうか」


「ああ、行こう。異世界に」


そういってワシは時空移転装置に研究所と異世界の座標を入力する

この時空移転装置は帰ることは出来ないがワシとメアリーの研究所ごと異世界に移転することが出来る


ギュイイイイイイインンンン!!!!


轟音が鳴り響きワシの意識は消え

目を覚まし研究所から出るとワシの目には兄の想像したようなとても美しい景色が映った


「ここが……異世界。綺麗……」


「成功したんじゃな……兄さん……ワシに夢を与えてくれてありがとう……」


遂にやったんじゃ、兄さんの夢を叶えられたんじゃ……


そうして私達の異世界での生活が始まって1ヶ月が経ち、散歩をして研究所に戻ると……


そこには全身血だらけの少年が倒れていた……














サイボーグってかっこいいですよね

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