ぷろろ〜ぐ
「転生したら…魔物?」の奴と両立するつもりなので心配なく。
へへへ…やったぜ。遂にこの日が来た…。
俺の名は爆野龍徒。無事、高校受験が終わり、高校生活という新たな暮らしを前にした中学3年生だ。高校入学を一週間後に控え、新たなスマホを今日購入した。
「スマホだぜーッ! イェーイ!イェーイ!」
そして、俺のケツが便意を訴え始めた。グゥ…トイレに行かなければッ! でも大丈夫! このスマホがあれば暇なトイレ中の時間も華やかな時間になるんだぜ!
「トイレへGO!」
このとき俺は浮かれすぎていたのかもしれない。まさかあんなことが起こるなんて。
…ぽちゃん。
「??????????????」
この音はなんだろう。とても嫌〜な予感がするなぁ。俺の右手に握りしめられていたスマホは忽然と姿を消していた。俺は目の前に開かれた便器の中を確認する。
中には黒く四角い板が…。コレは……………………………
「オレのォ!スマホォだァァァア!」
こんなことあっていいハズがない! 8万だぞ!諭吉さん8人! トイレめぇ!末代まで恨んでやるゥ! クッソォ! クソがァァァァア!
いや待て! オレのスマホは防水加工されていたよな。 おぉ!セーフ! さっすが近代技術の集大成!スマホ様ですな。
さぁーて、セーフセーフ。良かった良かった。
あとはオレの溜まりに溜まったウ●コを排出するだけだなぁ。 俺は便器に座り用を足した。
「よし! あとは流すだけだな。」
俺はトイレの水を流した。
…アレ? スマホどこやったっけな。えーっと…えーっと…。
Oh…トイレの中だぁ。
って、えええええええええ!?
マズいッ! トイレの水は流れ始めているッ! もう自分のクソなど気にするなッ! 手を伸ばせば届く場所にスマホはあるッ! 掴めッ未来を! スマホをォォォォオ!
すると俺の便器に突っ込んだ手はトイレの流れに引っ張られた。次の瞬間、俺の意識は刈り取られた。