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空奏曲  作者: 猫福屋
6/16

月 6

グランマは花を花瓶にいけると歌音を屋上へと誘った。

「今日はいい天気だから、屋上でも行きましょうか」

「うん!」

それは、歌音にとって素敵なお誘いだった。



病院の屋上は屋上ガーデンとなっており、緑を楽しませてくれる憩いの場となっている。

灰色のコンクリには人工の芝が曳かれ緑の葉がおい繁る 常緑樹が間隔を置いて植えられている。柵の下には季節おりおりの花がプランターから生えている。

今の時期は赤や白、ピンクといった薔薇が咲き誇っている。


歌音は大きく伸びをして空を仰いだ。やはり灰色をおびた青空であったが病室で見るよりは綺麗に見える。

「まぁ、見て。」

グランマが驚いた声をあげた。

グランマの視線の先には、燕の巣があり今まさに子燕の飛行訓練中だった。

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