第1章2話「立ち上がる者」
世界が混乱に陥ってそれが当たり前になった5年後
新たな希望の卵が誕生した。
その赤子は世界中から「始まりの神」と「終わりの神」の隠し子と呼ばれるようになった。
・紅に染まった赤くルビーのような瞳
・希望に満ち溢れた明るい笑顔
・その見た目から考えることができないほどの魔力の 量
など、暗かった世界の活気を戻す要因になった。
その赤子の名前を
「リベリオン・オルネット」と名付けた。
それからまた5年後 リベリオン・オルネットは
5歳の誕生日を迎えた。
「わるいやつ、たおしたい」
その一言に衝撃を受けて
世界で初めて5歳で軍隊訓練を受けることにしたのだ。
そしてどんどん成長していき
10歳にして リベリオン・オルネットは
軍の総司令官となったのだった。
軍の総司令官となったオルネットは未開拓の大地や森、ギャングの溜まり場の無法地帯などを活気がある街にし、国民の信頼をどんどん得ていった。
「僕は平和な世の中にしたい」
そう決意したオルネットは
「あと3ヶ月で旅にでる!みんなの、いや、世界の平和のために魔力の源を探して解放する!何年かかるかわからない。けど、必ず魔力の源を探し出して世界中の人々を笑顔にするから待っててください。」
と土下座をして全国民に頼み込んだ。
すると、国民たちは
「お前がそう思ってるならそうすればいいぞ!」
「お前が生まれてから随分楽な生活に戻れたからこのままでもいいんだぞ!」
「キャー、オルネット様素敵〜」
と、いろんな声が飛んでいた。
「あと3ヶ月をどう過ごすのか、旅に出て何があるのか、心配だけど世界の平和のためなら命だってかける。そう決意したからもう戻らないぞ!」
END