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実際の家庭用ゲームソフトにおける乙女ゲームに「攻略対象から婚約破棄され断罪される悪役令嬢」が存在しない訳

作者:乙女ゲーム歴もうすぐ20年
 私はこの小説家になろうを利用し始めて、あと数ヶ月もすれば3年になるユーザーである。
 割と以前から感じていたとある違和感について、少々語らせてもらいたいと思う。

 私が感じている違和感、それは大抵が異世界転生もので、悪役令嬢がぽっと出のヒロインに婚約者を奪われ婚約破棄されるという設定を内包している作品―――それに「乙女ゲーム」タグがついていたり、あらすじや状況説明で「乙女ゲームの世界」もしくは「それに酷似した世界」といった表記される場合である。
 実際令嬢が悪役であろうが、それとも転生ヒロインの自作自演の冤罪で、逆にざまぁし返そうが、そこは問題としていない。
 私が問題としているのは「悪役令嬢が婚約破棄される」という部分である。

 さて、ここで乙女ゲームをプレイした事がある皆様方に少しお尋ねしたい。
 皆様は一般的な家庭用ゲームソフトの乙女ゲームで「婚約破棄され断罪される悪役令嬢」を見たことがあるだろうか。

 私は無い。見たことがないからこそ、その「乙女ゲーム」の表記に非常に違和感を覚えないではいられないのである。



 単純に、「乙女ゲーム」で「ライバル」で「令嬢」というキーワードだけを振られたとしたら、私の脳裏にはとあるキャラクターが思い浮かぶ。
 イメージカラーは紫、髪型は縦ロール、出会い頭に主人公ヒロインをちょっと下に見る発言…だがしかし、彼女の部屋を訪ねていけばきちんと対応してくれるし寧ろ気遣ってくれたりもする。

 良い子である。世話焼きである。

 後のシリーズでは女王となった主人公ヒロインの補佐官として、そしてまた親友として公私に渡り頼れる相棒となっているシーンが存在しているぐらいである。
 恐らくそれなりに人気があったのか、彼女を主人公ヒロインに据えたバージョンも発売されたはずだ。私はそちらは未プレイだが。
 …まかり間違っても悪役・・令嬢とは呼べない事だけは確かである。


 まあつまり、「婚約破棄され断罪される悪役令嬢」など実際存在しないはずである。少なくとも家庭用ゲームソフトではあり得ない。



 何故かというと、家庭用ゲームソフトには年齢別レーティング制度というものが適用されている。
 実際ゲームをする人には分かると思うのだが、ゲームソフトのパッケージにアルファベットのA・B・C・D・Zで表記されているアレだ。
 Aは全年齢、Bは12才以上、Cは15才以上、Dは17才以上を対象とする表現が含まれることを示している。ただこれはこの年齢以上であることが望ましいというやつで、その年齢に達していなかったとしても購入は出来る。
 残るZ。これは18才以上のみ・・を対象としている、つまり18才以上でないと購入出来ない作品である。

 まあ、審査の対象となる詳しい禁止表現項目はここでは割愛するが、その中の反社会的行為表現の中に「不倫を肯定している表現。」というものがある。
 つまりNTRゲームは一般的な家庭用ゲームソフトの区分では、絶対に審査通過出来ない事になる。恐らく配偶者でなくても、恋人でも婚約者でも恐らく弾かれるのではなかろうか。

 尚、これとは別の組織によって審査されるので、パソコン用ゲームであればNTR表現も可能なのであろうが。
 また、そもそもが企業からの依頼で審査は行われるので、同人ゲームも表現可能である(同人ゲームは基本的にパソコン用であるし)。



 というわけで、主人公ヒロインが婚約者のいる男性に近付き、しかもそれが受け入れられ婚約破棄に至るという表現は「不倫を肯定している表現。」にバッチリ該当しているだろう。
 だからこそ「婚約破棄され断罪される悪役令嬢」は、家庭用ゲームソフトの乙女ゲームには存在しない(勿論、別組織によって審査されるパソコン用ゲームはその限りではないだろうけども)。
 単純に「断罪される悪役令嬢」ならばいるかもしれない。攻略対象に一方的に惚れている、という括りになるので。



 私個人の感覚では、ゲームと表記されれば家庭用ゲームかスマホのアプリゲームに結びつく。パソコン用ゲームは敷居が高い気がする。
 だから書き手の皆様もパソコン用ゲームを想定して書いてはいないだろうと思ってしまうからこそ、「乙女ゲーム」表記に違和感を覚えてしまうのである。



 一つ明言をしておきたいのであるが、私は先に挙げた様な作品を嫌っている訳ではない。
 むしろ好きだ。大好きだ。結構な数の作品をブックマークしている。
 「悪役令嬢」「ざまぁ」「婚約破棄」のキーワード検索の頻度はハッキリ言って私の中では抜きん出て高い。短編ものが多いようなので、軽い読み物を探す際には大抵これで検索するぐらいなのだから。

 こうして書き綴った事で迷わせてしまう方も、怒らせてしまう方もいるかもしれない。
 こういった事をこんなにも気にしてしまうのは自分だけかもしれないのは重々承知の上で、それでも表現は出来るだけ正確であって欲しいと感じる、私の厄介な部分がこの文章を書き綴らせた。
 好きは好きであっても違和感を感じるものは感じるし、そう感じた事をこうして書き綴らなければ心の中のどこかで腐らせてしまう気がしたので一なろうユーザーであり、それなりの年月乙女ゲームをプレイしてきた一プレイヤーとして思った事を、思ったままに綴らせて頂いた。
年齢別レーティング制度に関しては、
特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構(コンピュータエンターテインメントレーティングきこう、英: Computer Entertainment Rating Organization、略称: CEROセロ
の公式HPの内容を引用しています。


…タイトルを変えたら閲覧数伸びるわ、日刊ランキング一位になるわで((( ;゜ Д ゜)))

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