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プロローグ

書き直しましたが、前作と全然違うようになってしまいました

夏休み


それは、えーっと、サマーバケーションだ!


俺は、凌牙(りょうが)卯月(うづき) 凌牙(りょうが)だ!


朝から夕方までずっとサーキットで走っていた

だから、レーシングブーツとツナギを着ている


隣で運転してるのは、結城(ゆうき) 通流(とおる)

いつも眠そうな目と気味の悪い笑みを浮かべてる友人だ

サーキットまでトラックで迎えに来てもらった

こいつは俺のサーキットの誘いを断って親の仕事の手伝いに行っていたらしい

服装は薄緑の仕事着だ


けしからん!!俺様を差し置いて仕事なんかに行くなんて!


その帰りに、直接サーキット場の宿泊施設まで迎えに来てもらった


荷台には俺のバイクのGPZ900Rと通流のKLX650が載っている

何故、通流のバイクが載ってるかって?そんなの、俺が借りてたに決まってるだろ!!


ムッチャ楽しかったぜ!!


今は、もう夜で峠道を走っている

この辺は、地元の近くだから道を良く知っている


この場所は暗くて人通りが少なく車も少ない、近くに一直線の道路が出来たからだ


だけど、今はこの道を走っている

理由は…俺が頼んだ!


だって、一直線に家に帰っても面白くないじゃん!


キキーーッ


「どった?通流?」

「いや、こんな所にトンネルって、あったか?」

「ないぞ…ってか、ナビは?」

「山に入ってから動いてないぞ」

「……この山にトンネルなんて無かったハズだけどな??」

「目の前のは何だ?」

「………トンネル?」


目の前には車一台がギリギリ通れるぐらいの大きさのトンネルがあった


「なー、凌牙…ここって一本道だよな?」

「おう!なんかさ、アレだよ!アレ!」

「面白そうだから入れ…と?」

「そう!それそれ!入ってみよーぜ!」

「はぁー、まぁー別に良いけど、Uターンできる場所あったら引返すからな」

「おう!わかってるって!」


そして、ゆっくりとミラーを当てないように10~20kmぐらいで走行する



「STOOOP!!!」


キキーーッ


「何だよ!」

「ちょい!ちょい、コレ見てみろって!」


手招きしながら、助手席側の窓を開けトンネルの壁を凌牙は指差す


「……どれだ?」

「コレだよ!!」

「……壁?」

「そうだよ!壁だよ!なんかさ、読めねー字が沢山書いてるんだよ!」

「……どこに?」

「ココだよ!コレコレ!!」

「はぁー、お前、眼科行くべきだな」


通流はため息を吐き車を進める


「何で見えねーんだよ!」

「いや、何も書いてなかったろ」

「書いてたし!なんかさ、えっとさ、えーーっと、言わせんなボケェー!」

「何をだよ………まぁー、いいや、さっさとトンネル抜けるぞ」


少し速度を上げる


「ぶーぶー」

「ガキかお前は」

「まだ、ピッチピチの高校生だもーん。通流とは大違い〜」

「いや、同い年だから違いないからな!」

「えー」

「えー、じゃない!」

「やれやれだぜまったく」

「やれやれは俺だ!ったく……」


兎に角、さっさと抜けよう

とっとと帰って俺は寝たい!



「おーー!スゲーーー!俺も落書きしよ♪」

「コラコラやめなさい。あ!そのペン使うなって!おい!それは俺の携帯!」

「じゃあ、何使えば良いって言うんだ!!」

「いや、落書きしなけりゃ良いだけじゃねーか」

「ヤダヤダヤダ!俺も落書きしたい〜!」

「はぁー」


トンネルの左右の壁に描かれた絵を見てみる

人っぽいのが剣や槍を持ちデカイ何かと戦ってる?所や杖みたいなのを掲げて、その杖から線が飛び散っていたり、上の方にはデカデカと羽の生えたトカゲが飛んでいたりと訳の分からん絵が書いてある


「凌牙、少しは落ち着け」

「無理!」

「んじゃ、タバコでも吸ってろ」

「ほーい」


凌牙は通流に言われ、自分のタバコを吸い始める


「これは…なかなかに面白いな…剣や槍を持ってるのは人で…戦ってるのは…何だこれ?デカくて角とコウモリのような羽が生えてる…悪魔か?…んで、上えのがトカゲの背に羽って事はドラゴン?ファンタジーだなぁ〜」


通流は壁に描かれたラクガキ?を見ながら進んでいく





壁の絵も消え、所々ヒビ割れがあるトンネルを進む事10数分


「やっと出口か…」


長かったトンネルの出口から光が見えた


「通流!外だぞ!外!」

「わかったから揺らすな。酔う……」


外の光が見えて興奮した凌牙が通流を揺らす


「外だー!」

「コラ!わかったから!わかってるから!天井をどつくな!」


通流は興奮して天井へ両手を上げ叩いてる凌牙の方を見て叱る


「…………………」

「???」


急に天井を叩くのを止めて前を見たまま固まった凌牙を不思議に思う通流


「どった?凌牙?」

「通流……俺って頭おかしくなったかも…」

「それは、元からだろ?」

「いや、冗談抜きで…前見てみろよ……」

「ん?ああ、わかった……」


凌牙が目を擦り、何度も前を見返す。そして、通流に前を向くように促すと


「………あれ?俺も凌牙の仲間入りしたか?」

「俺の仲間入りって何だよ!」

「あ、悪りぃ…けど、マジで何これ?」


通流も凌牙の様に目を何度も擦り前を確認する


「緑?」

「うん、平原って言うんだよな」

「「………………」」

「「何でやねん!!」」


次回!


通瑠「凌牙…コレなんだ?」


凌牙「ん?俺のピーだけど?」


通瑠「うわっ!汚ったねぇ!!」


凌牙「ぎゃははははは!!」


通瑠「笑うなボケ!」


「「次回!異世界に着きましては、考えて行動しましょう!!」」

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