表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/88

59話

 武司の切断された頭と体を見て悲鳴をあげるサリナとルーノ。ついにこの「作者の手によって異世界へ飛ばされました(涙)」も主人公の敗北(死)によって終焉を迎えるのだろうか。いや、こんなラストシーンが許されるのか謎だ。武司が戦死して終わるなんて後味凄く悪そう。


『地下二階の支配者はアサシンだったんですね。まさに先手必勝。まだこの作品は書くので……』


 タケノコが言葉を発すると武司の白目をむいた生首が真っ赤な床をびちゃびちゃいわせながら転がり動き始めた。しかもひとりでにだ。誰も触れていない頭部が動くのは大変不気味なものだった。サリナとルーノとアサシンは驚き絶句している。武司の頭はプロゴルファーがパターでカップインを狙うように正確に武司の体の先にある首に向かって進み接近し首同士が繋がった。すると武司の体が急に震え出した。死出の旅に出発しただろうはずの武司の体がのたまうことは生者を戦慄させた。一つ目のアサシンは目を限界まで見開き武司を見つめ禿げ頭から暑くもないのに玉のような汗を滴らせた。その際も武器を身構え次に何か起きるのではと想像しているらしく油断は一片も無い。サリナとルーノはお互いに身を寄せ合い武司を凝視している。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ