表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/88

49話

「うぎゃー!」


 武司は旅籠屋のシングルベットで覚醒した。上半身を反らせ跳ね起きる。寝間着もベットのシーツにも汗がしっとりと湿っている。武司は辺りを警戒し伺った。バーコード禿げのおっさん達の姿はどこにも無い。いつもの部屋だ。ホッと一安心しベットから降り立ち長袖の服に長ズボンに着替える。コンコンと扉がノックされた。ビクッと反応する武司。まさか悪夢のおじさん達がやってきたのだろうか。動揺する。


『武司さーん! うふん』


「おっさん嫌だー! ……って、タケノコの声じゃねえか。変な夢見させやがって!」


 扉の外から声がした。仲間の声だった。


「あはん、武司朝よ。朝ご飯が下に準備されてるわよ」


「え、ああ。分かった」


 武司はベットの横にあるテーブルからタオルを取りべっとりかいた汗を拭った。そして水をコップに注ぎ嚥下した。そして憤り声を荒げる。


「タケノコ! こんな悪夢は二度とゴメンだぜ!」


 そう言った声には憤りが詰まっていた。よっぽど恐怖感を味わったのだろう。確かに誰もが嫌がる夢だ。おっさん達の求愛だなんて。作者は弾んだ声音で


『すいません。やり過ぎましたね。じゃあ次回は……』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ