15話
「私はもうすでにハンターよ」とルーノ。
「あはん、なら助けてくれたお礼に同行してもいいかしら?」
『新たな仲間の登場ですね。登場キャラが多い方が良いので仲間にしてあげてください』
「あはん、この声は誰かしら。何処から聞こえてくるのか謎だわ」
揉め事が鎮静化されギャラリーが一人また一人と去り静かになる。一つ咳をして
『僕はタケノコと言います。この小説の作者です』
「あはん、この小説って……面白い人ね。ところで私はメンバーに入れてもらえるのかしら?」
「いいぜ、タケノコもああ言ってることだし」
「戦力の増強は望ましいことよね」とルーノ。
それから二階建ての瀟洒なハンター商会の扉を押し開き中に入っていく三人。中には入口の左手の壁に大きな掲示板とそこに貼られた数百枚の依頼書があり、一番奥に受け付け、そして真ん中に背もたれの無い長椅子が五個あった。屈強そうな男達が掲示板を見たり椅子に座り依頼書を入念にチェックしている。所々に女性のハンターの姿も目に留まった。武司達は一時間程ハンター商会ノース支部に逗留した。
「ハンターになりたいんだけど……」
と武司はシャツに半ズボン、腰に剣をはいている姿で受け付けのお姉さんに尋ねた。受付嬢は横の棚から一枚の紙を取り出しペンと共に武司に渡し
「この書類に必要事項を記入してください」
必要事項には名前や年齢、使用武器等といった欄が散見された。それを書き終えると武司は書類を受付嬢に渡した。そしてその日武司はハンターになったのだ。
『おめでとう武司さん。これからはハンターの仕事をバリバリこなしてこの作品を盛り上げてくださいね』
「タケノコ、分かったよ。そのかわりこの世界からいずれは帰してくれよ」と武司。
『はいはい。たぶん(小声)』