ポーカー
トランプでポーカーというゲームをやったことがあるだろうか。
5枚ずつ配り、何回か山からカードを取ったり、要らないカードを捨てたりしながら、ワンペアとかスリーカードとかの札を揃えるゲーム。
夕食後に、子どもたちがウィリアムとポーカーをやろうということになった。
まずはちゅんちゅんが説明をしだすと、ウィリアムが
「それは違う。ポーカーというのは、」
と説明を始めた。
それによると、まず親がいて、山から2枚のカードを開く。それはみんなが見えるように置く。それから、各自で5枚カードを持ち、自分のカードが良ければ、チップを賭ける。
開いている2枚のカードと自分のカードで、ワンペアとかスリーカードとか、どれだけ揃っているかを競うらしい。
って、全然違くね?
ワンペアとかスリーカードとか揃える役は同じでも、やり方が全然違う。
それを、ウィリアムの英語で説明するのを、ちゅんちゅんとあす君が一生懸命聞き取っているが、どうしても途中で賭けの話になると訳が分からなくなる。
もう、末っ子に至っては、全然会話に入れない。
そこで私が紙とペンを出して、
「ここに英語で書いてもらえば良いじゃん」
と、渡した。
日本人は聞き取りは苦手でも、読解は上手いと思う。それに知らない単語でも、辞書があればゆっくり調べれば良い。
そんなつもりでウィリアムに紙を渡したら、なんと彼は絵を書きだした。しかもかなりシュール。
ちゅんちゅんと私は「文章(文字)を書いてくれ」と思ってはいたが、そのシュールな絵に大うけしたので、それで良いことにした。
しかし、絵で説明されても、余計混乱が増しただけだった。