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6週間家族  作者: marron
9/60

ポーカー


 トランプでポーカーというゲームをやったことがあるだろうか。

 5枚ずつ配り、何回か山からカードを取ったり、要らないカードを捨てたりしながら、ワンペアとかスリーカードとかの札を揃えるゲーム。


 夕食後に、子どもたちがウィリアムとポーカーをやろうということになった。

 まずはちゅんちゅんが説明をしだすと、ウィリアムが

「それは違う。ポーカーというのは、」

 と説明を始めた。

 それによると、まず親がいて、山から2枚のカードを開く。それはみんなが見えるように置く。それから、各自で5枚カードを持ち、自分のカードが良ければ、チップを賭ける。

 開いている2枚のカードと自分のカードで、ワンペアとかスリーカードとか、どれだけ揃っているかを競うらしい。

 って、全然違くね?

 ワンペアとかスリーカードとか揃える役は同じでも、やり方が全然違う。


 それを、ウィリアムの英語で説明するのを、ちゅんちゅんとあす君が一生懸命聞き取っているが、どうしても途中で賭けの話になると訳が分からなくなる。

 もう、末っ子に至っては、全然会話に入れない。

 そこで私が紙とペンを出して、

「ここに英語で書いてもらえば良いじゃん」

 と、渡した。

 日本人は聞き取りは苦手でも、読解は上手いと思う。それに知らない単語でも、辞書があればゆっくり調べれば良い。

 そんなつもりでウィリアムに紙を渡したら、なんと彼は絵を書きだした。しかもかなりシュール。

 ちゅんちゅんと私は「文章(文字)を書いてくれ」と思ってはいたが、そのシュールな絵に大うけしたので、それで良いことにした。


 しかし、絵で説明されても、余計混乱が増しただけだった。


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