普通に洗濯物
洗濯機がわかりにくかったためか、干すのが面倒だったためかはわからないが、ウィリアムがウチに来てから一週間ほど経ったある日、
「洗濯物出してね」
と言ったら、素直に持って来た。そして洗濯機横のカゴに入れると、それはもう満杯だった。
どうやら彼は毎日ズボンを替えているらしい。身長180センチの長身の履くジーパンは乾いていてもすごい量であるが・・・それが洗って水を吸った状態で洗濯機から取り出すのはかなり重かった。
これ、毎日出してくれないかね。
一応言ってみたけど、どうやらまとめて出したいようである。
しかし普通衣類が全て洗濯に出されたので、私としては気持ちが良い。自分の子どもたちのように、勝手に部屋に入って「これは着た服だな」とか「そろそろ洗い時だな」とか持ってくるのはよろしくないだろう。
まあ、そんなことはどうでも良いのだ。これから先、お互いが慣れてきたら、また洗濯物の出し方が変わるかもしれないし、洗濯物があろうがなかろうが、大した問題ではない。
ただ思うところは、靴下が
「5本出てるけど、ひとつも組になってるものがない」
というバラバラ感。
乾いて畳んで、ウィリアムの部屋に持って行った時にそのことを言ったら、OKOKと笑っていた。あんまり気にしないようだ。まあ、ウチの子も色違いの靴下を片方ずつ履いてたりするから、それはそれでオシャレだし、うん。
そのわりに、足元を見ると、ちゃんと揃った靴下を履いてる。不思議だ。




