洗濯の仕方
洗濯は毎日しているから、いつでも出してね。と言っておいた。しかしウィリアムは自分で洗濯すると言う。
「えー、私がやるからだしなよ」
と私が日本語で言ったら、ちゅんちゅんが
「彼女は“私はあなたの洗濯物を洗いたい”と言ってる」と訳してくれた。
そう。私が英語ができないため、大事なところはちゅんちゅんが訳してくれる。なんてできた娘だ。偉いぞ、ちゅんちゅん。
しかし“私はあなたの洗濯物を洗いたい”という訳はどうもいけなかったらしい。
「どうして僕の洗濯物を洗いたいの」
と聞かれた。
いや、えっと?うーん。そのへんの微妙なニュアンスは伝わらないよなあ。
毎日洗ってるついでだし、その方がお互いらくでしょ?(そして私は洗濯が好きだ。無駄情報)とか、そういうのってどうやって伝えたら良いのか・・・
ま、いっか。
本人が自分で洗いたいって言ってるんだし。
ということで、洗濯したいものがあるから洗濯機の使い方を教えてくれとのこと。
「まず、ここを押して、それから洗濯物を入れたら、この洗剤を入れて、それからこれを入れて、ここの蓋をします。そしたら、このボタンを押して、ここに柔軟剤を入れて一番上の蓋を締めたら、勝手に動き出します」
イングリッシュ、プリーズ!
って、私しかいない。すべて日本語で説明したけど、指さし確認で洗剤の出し方も教えたからできるかな?
「はい、ユー、トライ」
「OK」
で、ウィリアムは私が説明した手順で洗濯機を操作し始めた。
うん、ちゃんと覚えてる。ウィリアムはすごく頭が良くて、こういうことは1回言えば覚えられる子である。
私にはできないなあ、と教えた本人が感心したりして。




