表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6週間家族  作者: marron
5/60

洗濯の仕方


 洗濯は毎日しているから、いつでも出してね。と言っておいた。しかしウィリアムは自分で洗濯すると言う。

「えー、私がやるからだしなよ」

 と私が日本語で言ったら、ちゅんちゅんが

「彼女は“私はあなたの洗濯物を洗いたい”と言ってる」と訳してくれた。

 そう。私が英語ができないため、大事なところはちゅんちゅんが訳してくれる。なんてできた娘だ。偉いぞ、ちゅんちゅん。

 しかし“私はあなたの洗濯物を洗いたい”というやくはどうもいけなかったらしい。

「どうして僕の洗濯物を洗いたいの」

 と聞かれた。

 いや、えっと?うーん。そのへんの微妙なニュアンスは伝わらないよなあ。

 毎日洗ってるついでだし、その方がお互いらくでしょ?(そして私は洗濯が好きだ。無駄情報)とか、そういうのってどうやって伝えたら良いのか・・・


 ま、いっか。

 本人が自分で洗いたいって言ってるんだし。


 ということで、洗濯したいものがあるから洗濯機の使い方を教えてくれとのこと。

「まず、ここを押して、それから洗濯物を入れたら、この洗剤を入れて、それからこれを入れて、ここの蓋をします。そしたら、このボタンを押して、ここに柔軟剤を入れて一番上の蓋を締めたら、勝手に動き出します」

 イングリッシュ、プリーズ!

 って、私しかいない。すべて日本語で説明したけど、指さし確認で洗剤の出し方も教えたからできるかな?

「はい、ユー、トライ」

「OK」

 で、ウィリアムは私が説明した手順で洗濯機を操作し始めた。

 うん、ちゃんと覚えてる。ウィリアムはすごく頭が良くて、こういうことは1回言えば覚えられる子である。


 私にはできないなあ、と教えた本人が感心したりして。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ