怪我
若干の流血表現がありますので、苦手な方はご注意ください
調理実習があるということで、ウィリアムは時々指先に怪我をしてくる。左手の指(爪付け根辺り)に絆創膏を巻いているので、調理で怪我をしたのか聞いたら
「包丁を入れているケースが壊れてて、そこで切った」的なことを英語で。
あら、調理で切ったんじゃなかった。
大したこともなさそうだし、そんなこともあった。
そうかと思うと、右手の指先に切り傷があったりした。
「包丁で切っちゃった」
という返事だったけど、なぜ右手を切るのかよくわからない。そっちは包丁を持っている方の手ではないのだろうか。
そんなある日、左手人差し指に絆創膏を巻いているウィリアムが、居間でゲームをしていた。パッと見ただけで、絆創膏がすでに赤い。
ありゃー、これはかなり切っちゃったな。と思って、なんとなく洗面所に行くと、すごい血だらけのティッシュの山が。げっ、大丈夫か、あれ。
ウィリアムは末っ子とゲームをしたり、おやつを食べたりしていたけど、血が止まってないような気がしてきたので声をかけた。
「それ、大丈夫なの?」
「おーけー、おーけー」
ホンマカイナ。でもなあ、もう絆創膏が真っ赤だし、替えないとだよな。と思って、ウチの絆創膏を出して、消毒液も出して準備をしてから
「消毒するから手を出しな」
「大丈夫、大丈夫」と英語で手を振る。
しかし、私はやる!ということで、翻訳機に「消毒」と打ち込んでウィリアムに見せると、大人しく手を出した。
ウィリアムが絆創膏を取ると、爪の際がすっぱりと切れていて、血があふれてきた。
うっ、気持ち悪い。
私はあまり血が得意ではない。それがトロトロ出続けてると思うと、具合が悪くなるのを感じて無意識に胸に手を当てていた。
「アーユーオーケー?」
って逆に心配される私。
「大丈夫!」
気合を入れて、ウィリアムの指を消毒し、絆創膏を貼ってあげた。指先が切れてるのに、ウィリアムは全然痛がる素振りもなくて、強い子だった。
4枚くらい絆創膏を貼って、一番上にリラックマの絆創膏でデコ。なんか可愛くなって喜んでいたけど、明日、その手で調理実習できないねーと思うのであった。




