いづみのライン
英語の話せない私を心配して、時々いづみからラインが届く。
「ウィリアムはどう?困ったことがあったらいつでも連絡してね」
いづみの心遣いは細やかで、本当にありがたい。とはいえ、日本とアメリカでは遠いので、困ったことは日本で解決するに限る。
せっかくなので、ラインにはウィリアムと子どもたちの写ってる写真を送るようにしている。ウィリアムはいつでも自然体で、写真を撮っても全然嫌がらないから助かる。ピースしてきたりもしない。
しかし、ちゅんちゅんの変な眼鏡をかけて踊ってくれたりするので、それをすかさず写メ。そしていづみに送ると、
「ウィリアムは男の中の男」
的なコメントが来たりする。Jがアメリカで大笑いしている姿が目に浮かぶなあ。そして、Jの写真も送られてくるので、それをウィリアムに見せるとまた笑っている。
まあ、Jとウィリアムは普段からメールのやりとりどころか、ネットゲームとかで繋がっているらしいし、今更写メなんてしなくても良いんだけど、私のためにね。
こういうところが、いづみの心遣いだと思う。
しかしいづみは、本当はJも日本に来させたかったらしい。しかし今は無理、学校があるもんね。
じゃあ、ウィリアムと一緒に夏休みに来ればいいじゃんね~。
そう言ったら、Jの妹(2人)といづみも漏れなくウチに来たいとのこと。
って、いづみも!?いやいや、さすがにそんなに入りきりませんわ。
でもホント、みんなが来たら面白いのになあ。