英語への変化
我が家で英語をまともに話せるのは、主人だけである。一応娘の通う学校は帰国子女が3分の2もいる環境ではあるが、ちゅんちゅん自身は英語のクラスは一番下。普通の女子高生である。(しかし英語の授業は全て英語でなされる)
私も英語はまったくできない。なんとな~く相手の言っていることを推察して頷くものの、返す言葉はすべて日本語である。
そんな中にやってきたウィリアム。
彼は日本語はまったくできない。一緒じゃーん!よかったね。
よくないよ~?
伝わらないもん。主人がいなければ会話もままならないなんて言うわけにはいかない。なんとしてでも伝えなくてはならない。
そういう意識が芽生えるようになった。
ある日、私がマンションのエントランスを入ると、我が家の上の住人がいた。彼は、奥さんは日本人だけど頑なに英語しか話さないイギリス人である。
普段の私だったら
「あ、こんにちは~」絶対日本語の私。
「ハロー、元気?」的な英語。
「元気です~」と日本語で返す。
しかし、英語に対して抵抗感が減っている今、イギリス人に会った私はごく普通に
「ハロー」
と挨拶をしていたのだった。わお、自分でもビックリ。
しかしウィリアムがホームステイに来ていることを話す余裕はなかった。
そして、ちゅんちゅんは、学校の英語の授業で
「今まで聞き専だったんだけど、最近英語で質問とかしちゃうんだよね」
と言っていた。
「しかも、今日の(英語の)授業でゲームをしたんだけど、私のチーム100点対7点で圧勝だった」
とか。良い傾向だね。
そういうウィリアムも、挨拶は日本語でできるようになってきた。若い子は吸収が良いねえ。