表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6週間家族  作者: marron
12/60


 ウィリアムがウチに来て、数日経った日。朝から咳をしていた。

 外国で病気になったら心細いだろうな。体調管理しなきゃな、と思っていたが、学校から帰ってきたウィリアムはさらに咳をしていた。

 喉がスースーするのど飴を舐めさせたりしたけど、咳はあまりよくならない。


 そういう時はちゃんとしたのど飴だよな、と思い、ヴィック○ドロップをあげた。

「これは準医薬品(医薬部外品)だから、一日6個まで」

 と、注意をしてあげたら、そうなんだ~と感心したように頷くウィリアム。

 ていうか、ヴィッ○スってアメリカのブランドなんじゃないの?アメリカにないか聞いたら、

「さあ?しらなーい」

 って感じだった。そうなのか。


 そしてすごく疲れているようだったので

「今日はもう、お風呂に入らないで寝なさい」

 と、命令してみた。ちなみに夜8時。

 ちょっと早いけど、ウィリアムは素直に頷いて部屋に戻った。

 その日は、ウチの子たちにも静かに過ごすように命令。いつもはふんふん歌いまくっている子どもたちも、その日ばかりは脳内で歌ってくれていたようだった。よしよし。


 そして次の日、すっきりとした顔で起きてきたウィリアム。もう咳は全然出ていなかった。

 回復はや!

 しかし良かった。ホッとした。


--- ---

あとから聞いたが、仲良くなった友だち(かなり大人)がヘビースモーカーだそうだ。

それで喉をやられたらしい。

そして、ウィリアムは若さのわりにいつもちょっとどこか具合悪い子であった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ