エスケープ(ボードゲーム)
ウィリアムがウチに来たときに、お土産でアメリカのゲームを持って来てくれた。ひとつは500ピースのジグソーパズル。ウィリアムが来たその日に、末っ子が完成させていた。
もうひとつは、禁断の砂漠というボードゲームのようなもの。勿論説明が英語で書いてあるので、しばらく辞書をひきまくっていたら
「日本語のルール説明が、ネットに出てるはず」
と、ウィリアムが教えてくれた。
なるほど~。早速末っ子がパソコンで調べて納得するとひとりでゲームを開始した。というか、他の子どもたちが定期試験や受験があるため、末っ子にかまってやれなかったのだ。
見かねたあす君が、
「じゃあ、とりあえずエスケープをやろう」
と提案。ウィリアムとあす君と末っ子と私でやることになった。
このエスケープというゲーム、友人宅でやって面白かったので買ったものの、これもアメリカ製で説明が英語。ということで、ウィリアムには自分で説明書を読んでもらった。
簡単に説明すると、みんなで力を合わせて呪い(?)の神殿から脱出するというゲーム。みんなで力を合わせるので、あんまり勝ち負けが濃くなくて面白い。しかもCD(または動画などで)専用のBGMをかけながら行うのだけど、ドラが鳴ったら避難所に居なければならないとか、音楽が全て終わるまでに脱出しなければならないとかがあって、そのBGMが結構ドキドキする。
まあ、サイコロを振りまくって、あっちだ、こっちだ、死んだ、生き返った、と叫んでいるので、あまりBGMは聞こえてこないけど。
ウィリアムは勿論英語しかわからないはずで、私たちは無意識に日本語しか喋ってない。
「僕、死んだ。誰か生き返らせて」ウィリアムの英語。
「黄色、出た!良いよ、生きかえって!」私の日本語。
「ありがとう!」ウィリアム。
「こっち、ひとりこっち来て!」あす君の日本語。
「僕が行くよ、近いから」ウィリアムの英語。
・・・なぜ通じる。