第零話.ぷろろーぐ
他意のないタイトルで、しかも面白みのないタイトルで申し訳ないなぁと
あ、初めましての方は初めまして、無性類ルナです
コンバトラー!
処女作ですので暖かい目で見て頂けるとありがたいです。
でわでわ
(またいつもの朝か)
目覚まし時計がけたたましく鳴り響き、気だるげに起きて一日を億劫に過ごす。
あぁ、なんと退屈なのだろうと悲観的な感情を噛みしめながら疎ましい目覚まし時計を止める。
せめて何か面白い事でも起きてくれたらいいのに、と他愛もない事を考えても詮なき事を考えつつ日課の朝ごはんの献立を考える。ふと部屋に鎮座している現身に映っているであろう気だるげな自身の姿に目をやると足を止めてしまった。
そりゃ、自身が目を引く美少女になっていたら誰だって歩みは止めてしまうだろう
いや、意味が分からない、寝る前までは男だった。うん、間違いない。身体をまさぐってみても、やはり知識上の女性の特徴と合致する。むしろ、女性でしかなかった。
……
「大学、どうしよう」
■□■□
自身に届く声と他人に届く声は音の距離から変わる、とか何とか昔聞いた様な気がするがそんな事よりも自身から出た声が1オクターブ高い事からやはり女性になってしまった事を否応なしに自覚してしまう。
ふらふらと覚束ない足取りで、ひとまず部屋を出ることにした。髪の毛が長くなったからか、頭が重たい。背が縮んだのか、一歩一歩の歩幅が狭いし服がだるんだるんすぎて歩きにくい。
まだ、胸がつつましやかなのは救いなのか、それほど邪魔に感じない。
とりあえず勝手知ったる実家ではあったので、階段を転がり落ちない様に注意しながらゆっくり歩く。時折、危ない時はあったが何とか一階に到着。ひとまずリビングを確認しに行き、冷蔵庫の状況が昨夜と変わりない事を確認。
特に目立った変化はなかったので、冷蔵庫を閉じて一息ソファに倒れこむ。
静まり返った部屋で独り、これからをぼんやりと考える。いや、大学とかどうなるんだろ……そもそも夢オチという可能性も……にしてはリアルだよなぁ。あっさりとその可能性は捨て去り、考え直す。
幸いなことに、彼女なぞいた試しも無いし、男に戻り……たいよなぁ。さすがにこんな奇怪な現象は望んだ事はない。
もう二年来使い続けたスマホがピコンピコンと光っているのを見て、画面を覗き込む。
『合格祝いにご飯行こうぜ』
幼馴染から送られてきたこの一文を見て、深く深くため息をついてしまった。そういえば昨夜は遅くまでやり取りをしていて、ボクが途中で寝落ちをしてしまったのかと多少の罪悪感と同時にどう返事したものかと考えながら頭を掻く。
ぼんやりとスマホの端に記載されている時計の時刻を眺めるともう七時を過ぎようとしていた……というか、ボクが起きるのが早すぎる。
一週間は残っている春休みに優雅な気持ちより、どう過ごしたものかとそれだけを考えてしまう。家族はどう感じるだろうか、ふとそんな思いがよぎる。
「おっはよ~、あれ?おにい……」
例えば開口一番に大きな声で話すも、ボクの変わり果てた姿を見つけて絶句する妹とか




