物語を書く気が出ないので、テンプレついて私が思うことを書いてみました。暇ならご一緒にどうですか?
はじめに、エッセイというのは何かを伝えるものであるから、個人によって感じ方が違ってくると思います。
賛成する人間と反対する人間に分かれるのは、当然のことだと思うのですが。感想などを書かれる際には、優しい心でお願いしますね。私はマゾですが、精神的なヤツは守備範囲外なので……。
それじゃあ、語っていきましょうか。しばらくの間お付き合いお願いします!
『小説家になろう』のエッセイで、テンプレには賛成だ。反対だ。
ランキングが異世界転生ばかりなのは、読者のせいだ。作者のせいだ。
という内容をよく目にするんですが、そもそもとして『小説家になろう』というサイトなのにみんなライトノベルの話ばっかりしてるなあ。って思うんですよね。
皆さんも一度くらいは考えたことあるでしょう?
もし、これが『ラノベ作家になろう』というサイト名であるなら、全て納得いくんですがねぇ……。『小説家になろう』ってサイト名な以上、ラノベ的テンプレはいい加減飽きてくるよねぇ……。これこそ、一番のタイトル詐欺だと思うよね、本当。
ジャンル別ランキング見たって、チート・無双・ダンジョン・ハーレム・令嬢――――至る所にテンプレを思わせる言葉が伺えるし、そうじゃないと底辺作家は人気でないしで大変だよ。
これについては読者も作者も悪くないと思う。
もうこのサイトがそういう場所として収まっちゃってるからね。誰が何しようと、運営側で革命でも起きない限り、この状況がひっくり返るなんて想像できない。
仮にこのサイト名が『ラノベ作家になろう』だった場合。
もう、誰も文句言わなくなるんじゃないかな。
異世界モノが多すぎ! またチートかよ! 奴隷を気軽に使うんじゃねぇ! 出ましたテンプレ!
なんて意見は、何の意味も持たなくなるからね。だってライトノベルの需要に合わせて書いたら、テンプレは絶対に必須だもん。需要に合わせた作品を生み出せない作家なんて、ラノベ作家としてやっていけるわけないもん。
今、人気のあるラノベ作品って異世界モノがほとんどだし。奴隷ヒロインだって需要があるから消えることなく残ってるんだし。流行にのった作品を生み出すっていうのも、ラノベ作家の必須スキルじゃないのかな。流行を生み出していくのは、一部の天才だけで事足りる。
あと、私の個人的な概念として、『ライトノベルは軽くてスラスラ読める。少ない労力と時間でストレスなく楽しめる本』というのがある。極端な話をするとウルトラマンとか、仮面ライダーくらい爽快な感じの本。
作者の伝えたいことがはっきりあって、伏線を張り巡らせ、それをもとに考えながら読書をするという本。また、妙に現実的でシリアスが多い重たい内容の本などというのは、私の中ではライトノベルという概念から外れている。
きっとこれが世にいう、『非テンプレ』なのではないかなぁ。
この概念がある以上。テンプレや多少の矛盾、これでもかというくらいの主人公補正は、致し方ない事なんじゃないかと思いますね。
『仮面ライダーが変身してる時、悪役はなぜ攻撃しないんだ? あほくさい。非現実的だ』なんて意見もあるが、こんな意見こそあほくさい。
それでこそライトノベル! 天晴! って納得するほかない。
そんなことを気にするのなら、『ラノベ作家になろう』というサイトを利用するんじゃねぇ。って話になってきちゃいますからね……。
だがしかし、現段階おいては、上でつらつらと述べたような理屈は通用しない。
何と言ったってここは『小説家になろう』なんだからッ!
そう、主体がライトノベルではないのだから、ラノベ的テンプレ作品ばかりが贔屓目に評価されるのは、どう考えてもおかしい。
そのためのジャンル分けだろう。と運営は言うだろうが、うまく機能できていないのでは話にならない。改善の見込みがないのであれば、『ラノベ作家になろう』と改名する方がいっそ清々しいね。
だから、『なろうはテンプレの需要があるんだから、テンプレが評価されて当然だ。非テンプレなんてくそ喰らえ!』という意見は一理あるのかもしれないが、『小説家になろう』というサイトでは少々筋違いの発言だと思う。
まぁ、ここまで読めばあなたも誰が犯人かおわかりでしょう?
犯人は―――― 『小説家になろう』の有り様だよ。