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昔々ある所にじい様とばあ様が住んでおったそうな。


定年退職後、それまで住んでいた家を売り払い生まれ育った田舎に戻って年金でのんびり余生をおくろうという事になったそうな。


田舎に帰ると、じい様とばあ様の叔父や伯母に当たるおおじい様やおおばあ様がたくさんおってな。


おおじい様やおおばあ様達は、

「若い者が帰ってきてくれた。みんな都会に出稼ぎに行ってしまった。それで都会で嫁を貰っちまうから、盆か正月しか帰ってこない。だけど、お前達が戻って来てくれたから、これでまたこの町も活気が戻ってきた。良かった良かった。」


といって涙を流して喜んだそうな。


それから高い所の電球が切れたから取り替えてくれとか、梅の木に実がなったから取ってくれとかのお手伝いに呼ばれ、お駄賃代わりのお菓子や梅の実やらをどっさり貰って家に戻ってくるんだそうだ。


そういうわけで、じい様とばあ様は

『庭先で作った野菜をお裾分けでもらうから野菜中心の食生活で健康的になったわね』

『忙しない都会じゃ年寄りで仕事もなくなって田舎に帰ってきてみたけれど、田舎じゃまだまだ若い方だなぁ』

などと言ってスローライフを楽しんでいるんだとさ。


めでたしめでたし。

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