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スライムを狩る仕事です。  作者: 紅花翁草


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13/27

013

 街の入口へ戻る頃には、空はすっかり夕焼けに染まっていた。

 ハンターが拠点として“ホーム”と呼ぶこの街は、今日も多くのハンターでにぎわっている。


「じゃあ、私達はこれからポーション作りのノウハウを教わってくるね」

 添嶋さんが荷物を肩に掛けながら振り返った。


「はい。一枝さん、頑張ってください」


 僕は、見送る形で揃っている彼女達に頭を下げた。


「うん」

 一枝さんが小さく頷く。


「それじゃあな多紀君」


 大谷さんが彼女達をまとめ、メディカルセンターのある方へと向かった。


 彼女達の背中が人混みに消えていくのを見送り、僕はギルドカウンターへ向かった。

 今日は“魔石を売る”という経験も積んでおきたかったから。





「スライムの、魔核締めの魔石ですね。状態も良好です」

 職員に丁寧に査定され、買取金額が提示される。


 規定通りの一つ1500円 全部で18000円になった。

 それにコボルトの魔石の値段が追加。


「ありがとうございます」

 僕は提示された金額を確認し、深く頭を下げた。


 その後、自宅へ戻る準備を整え、帰る前にレベル確認をする事を思い出す。



 夕闇の中、白く輝く巨大なオベリクスは威圧感がある。


(さて……今の自分を確かめよう)


 手を伸ばし、表面へ触れた瞬間


 景色が反転した。


 冷たく湿り気のある空気。

 薄い青の光が周囲の壁を淡く照らし、まるで月明かりの中にいるようだった。


(転移……? ここはどこだ)


 戸惑う僕に、静かな声が届く。


「待っていました。魔眼の少年、多紀彰斗」


 その方向を見ると、白銀の鎧を纏った女性が立っていた。

 二十代前半ほどに見える落ち着いた雰囲気。

 銀髪が洞窟の光を吸い、淡く輝いている。


 完全武装の姿でありながら、表情は柔らかく微笑んでいた。


「ようやくお会いできました」


 澄んだ声だった。

 敵意は感じない。

 しかし僕は、一歩だけ足を止める。


「あなたは……どなたですか?」


 僕の問いに、彼女は胸に手を当て、恭しく頭を下げた。


「私は女神リネア様の使徒のひとり。名はイザーラ。よろしくね」


 そう答える女性の後ろには、巨大なスライムが鎮座している光景があった。


 

イレーザ「リネア様! 来ました!」

リネア「えぇ、後は任せてください」

イレーザ「はい! 行ってきます」

リネア(あの子も、良い笑顔出るじゃない)


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