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  作者: フェルナンド
1/7

【蝗と呼ばれる者】1

「学校は怠いなぁ」


「蝗,一般に馴染むためには必要なことですよ,

今日も一日がんばりましょう」


「はい,御方の赴くままに」


彼の名前は蝗,元々捨て子だったところを???

またの名を名を持たぬ者,名無しと呼ばれている

この白髪の男に拾われてひどい実験?をさせられたが恩義を報いるために言われたことを

従順に従って居る。


そんな感じで学校に着く。


「おはようございます」


「おはよう,コウ君早いねぇ」


担任は言う。


「いえいえ当たり前ですよ」


「あら偉い」


こんな感じに優等生を演じている。


だが授業では。


「ここは,じゃあコウ,書きなさい」


「はい,え〜っとπ」


チョークを持ち黒板にぶつけた瞬間。


バン!バラバラ。


「あ」


チョークで黒板に字を書こうとしたら全面の

壁を破壊してしまった。


「多分老朽化だな,よし授業は別の教室で

やるぞ〜」


なんて能天気な数学教師だ。


体育では。


「暑いからプールはいいねぇ」


「う,うん」


だが彼は過去にやらかして居る,プールで全力で水掻きすると全部蒸発するってことを,だから

今回は加減することに決めて居る。


「コンディション最悪,肩が回らないよ」


「コウくんストレッチしときな」


「はっはっは!僕無双!」


彼は柳瀬くん,普通に泳いでも足が短く腕が長く

水掻きが人より長いと水泳向きの体,水泳歴十二年の男だ。


時速100km以上の特殊な流れるプールを一番苦手な背泳ぎで軽々泳げる。


今日かれは得意なクロールでプールを泳ぐ

のだが。


「僕と勝負しようよコウ君」


「え?いいよ」


蝗に勝負を挑むが。


「ウワァァァ!」


手加減だが泳法全部苦手な上に筋肉痛で

肩が回らないながらなんとか力業で泳ぐと,水がザブーンとなり津波のように他生徒が流される。


「はぁ,,,」


なんとか怠いながら授業をこなして放課後。


「オラァ!」

「まだまだだなぁ


大サッカーゴールを持ち上げるパワーがあり

体力測定で握力計を破壊して居る。


そんなサッカー部キャプテンの野村と小指で腕相撲をして居るのは元アームレスリングアマチュアの田西だ。


「オラァ!」


「ガハ!」


「すまない腕が脱臼しちまったか」


高校生ながらに195cm160kgの体だから

よく相手の身体を壊してしまうんだ。


「大丈夫だ」


ガラガラガラガラ,その放課後の教室に

入ってきたのは野生児の奥田だ。


「次は俺と腕相撲しよう!」


「あぁいいぞ!」


猪の頭突きを張り手で首をへし折り,熊と相撲が出来る奥田はなんと。


「ドラァァァァァ!」


「なにぃ⁉︎」


左利きなのに利き手じゃない右の方で,右利きの

田西に勝ってしまうではないか,何故かって?

ミオスタチン筋肉関連肥大症に加えて火事場の馬鹿力を大声で出す手法を知ってる,そして

身長186cm体重200kgだが細マッチョと言う

肉体だからだ。


「まさか負けるなんて,やるなぁ奥田」


「ははは」


がたこの学校には更なる強者が居る。


「またいつも通り硬式の球を破壊したか」


彼はシンドバッドと呼ばれる男。


野球部に所属していながら平行して現在は悪者狩りをして居る男。


「うラァ!」


その一振りは軽い竜巻が巻き起こる。


その高い実力は複数の他校に知れ渡る悪人狩りの逸話。


バイクパンカーズと言う巷で噂だった暴走族のリーダー,香取千代率いる120人の不良を叩きのめしたのだ。


釘バットで殴られて多量の出血,複数箇所の骨折をしても。


「根性だぁぁぁ!」


と自身を一喝して気合いで平然と立ち上がる,

そのまま敵と渡り合いながら気合いでダメージを受ければ受けるほど正義の心と怒りで戦闘能力が上昇する。


どんなにダメージを喰らおうが,どんなに搦め手を使われようが気合いで耐える耐えるとにかく

耐える,骨にまで衝撃が残る一撃すら耐える。


「ブラッシャァァァァ!」


弾丸ライナーで道路を殴り抉って吹き飛ばし,

あまりの威力に地面を殴ったその延長にある

廃ビルすらも破断,廃棄品回収場の圧縮された

大量のブロックの廃車が跳ね上がる。


「ウギャァァァ!」


しかもただの寸止めの衝撃波で道ごとヤンキーにダメージを与える。


「オラァァァ!」


突っ込んできたバイクごと騎乗者を潰し。


「ブラッシャァァァ」


喧嘩の天才香取と連戦する。


「オラァァァ!うっ⁉︎」


「効かないよ!」


「それなら!」


ガシっとシンドバッドが香取の髪を掴むが。


髪を掴まれたならそれを逆手にとって

髪だけでシンドバッドをぶん回し地に叩きつける。


「ガッハッハ!膝蹴りを打たれる前に手を入れてそのまま顔面をパンチしたっていいがそれじゃつまらん,簡単すぎる,喧嘩ってのはパワーとパワーのぶつかり合いだからこそ燃えんだよ!」


「オラァ!」


香取が強く叩く,香取は過去に海外のスラップファイトに出場して準決勝まで出場していて,

常人ならそのビンタを喰らったなら鉄バットの

フルスイング,いや,もはやそれ以上の威力を持ち,顔面が崩壊して目ん玉飛び出る。


ベチーン!当たるのだが。


「負けるかぁ!」


「あんたこれ三半規管おかしく成るのよ!

気持ち悪くなったり,バランス崩したり!」


「ウルセェ!」


バゴーン!マジでバッドを振る。


「ウグァァァ!なんつうパワーだ!」


香取は体制を崩す。


「あ!」

「チャァァァァンス!」


バゴーン!頭にぶち当たる,至近距離で持ち手付近,力が入りずらい位置なのに。


「あが」


ショットガン並みの奴らのビンタを耐えてきた

あの香取が気絶する。


「ドラァァァァァァ!」


そんな悪人狩りの逸話が。


「ウッシャァァァァ!一万本デス行くぞゴラァ!」


それを遠くから見てる蝗は。


「(熱い奴だなぁ,,,)」


そう思うのだった。


学校生活を送る中,もちろん蝗が派遣されたのは

理由もある,それはこの学校のあまりの問題の

多さだ。


「不審者が入りました」


「ふむ」


「皆さん集まってくださぁぁぁい!」


「お前ら動くな!」


「ひぃぃぃ」


「,,,(またかよ)」


一人一人が対人機動部隊の完全武装装備を

つけて居てその全身は通常の訓練用のものの

10倍の耐久値を持ち打撃や投擲を完全に

無効化して熊の攻撃すらダメージを軽減して

数発なら怪我すらしない,衝撃吸収使用の関節や首の保護をするギブスを使いそれらを全身に

纏っている。


「ウワァァァ!」


野村がコンパスを持って向かっていく。


だが。


ドス。


「んな⁉︎」


コンパスが刺さらない


だが。


「シュ」


蝗が座りながらノールックで投擲する,削ってない鉛筆を投擲すると壁を貫通して教室の外に

居た計十二人含めた全員の頭を貫通して

即死させる。


全身武装したテロリストを椅子に座りながら

1.5秒未満の時間で制圧[皆殺し]したと言う訳だ。


「うぉぉ!すげぇよ野村ァァァ!英雄だぁぁ」


「え?俺じゃな」


そんな感じで野村が胴上げされる。


「(すまん野村,俺は目立てないんだ,代わりに

お前が目立て)」


「あ,先生トイレ」


「あ待て!まだ危ない!すまない野村,お前が頼りだ」


「え,,,はい」


てな感じで野村が後ろから追う頃には。


「えぇ蝗どこに行った」


一階にいた残りのテロリストどもの元だった。


「あ!ガキだ!捉えr」


「ふん」


シャーペンの芯を投げて十八人の目ん玉を

正確に刺す。


「六角か!」


「いや違うシャー芯d」


「ふん」


バゴーン,寸勁を放ち目が見えないそいつらを

ぶっ倒す。


すると奥からボスらしきやつが歩いてくる。


「よくも餓鬼がやるもんだなぁ,我々は

一蓮托生,貴様を殺害して我も逝くぞ」


奴の名前は矢巳京城,顔面が陥没する威力のパンチ力を持つのだがそれ以上にタフネスに定評のある裏世界の男だ。


奴には様々なタフネスの逸話がある,工事現場の事故に巻き込まれた際に数十トンの鉄骨に

押しつぶされて血まみれになり首と頭と心臓部と肺と肝臓にパイプが貫通して全肋骨複数背骨が骨折,両足両手の関節が脱臼してる状態で普通に立ち上がり病院に行ったり。


廃ビルないに誘導されてビルから落下した後

再度ビルの1階に侵入して上に向かおうとした瞬間,粉塵爆発を起こされて,倒壊して数百トンが乗っかって,全身が燃えて100%の完全な火傷を負ってもなお立ち上がる,肩から先をなくし,足首からなくし,耳が千切れたり,目が潰れたり,舌が千切れたり,骨がむきんでたり,鼻が抉れたり,下顎が無くなったり,敵のナイフが腹を

えぐられて切腹状態になり内臓がまろみ出ても,しなないどころか立ち上がる。


瀕死のところに釘とハンマーで床につけられ,

ガラスコップを無理やり押し込まれ頭を踏まれ

噛み砕かされ,ついで感覚に延髄を踏み抜かれても死なず,頭に横蹴りされて三半規管が潰れて

も立ち上がる。


1tの大砲の砲撃並みに威力を持った強化鉄丸弾を至近距離で顔面に喰らって無傷。


銃弾を20発を優々に超える数喰らってなお,

手榴弾を投げられて爆発しても矢巳を止めるに至らない,トラックに轢かれても,大量の毒すら無意味,焼け爛れた全身の皮膚が剥けても倒れず大脳を大半失ってなお立ち上がる,首と心臓部と肝臓に刀が刺さった状態でも戦闘続行,最終的に倒した。


この一つの痛みだけでもなく,飛行機の墜落に耐えたり,フルスピードの装甲車に跳ねられても

無事だったり,常人なら痛みで余裕で死ねるレベルの,耐え難い激痛やダメージを何度も耐えてきた人外タフネスである。 


何より奴の根底の戦いこそ行動原理なところも

精神のタフネスを加速する。


「私は夢に人生を全て注ぎ,そして不要な物は全て捨て去った,後戻りなど出来ぬ,故に死ぬの上等!」


合理的に洗練された肉体や技術も全てが常人の域を逸していた。


「殺す餓鬼」


「やってみろよ負け組が」


瞬間蝗が目にシャー芯を飛ばすが。


「両目義眼なんでなぁ!」


なんと奴は目にシャー芯が刺さったまま突っ込んでくる。


「んな⁉︎どうやって歩いてんだ!」


瞬間矢巳がパンチを放つ。


「ふん」


蝗は合気道を使用していなす。


「屑なのにようやるなぁ!」


瞬間放たれた一撃,それは崩拳と呼ばれている

中段突きである,鳩尾を撃ち抜く,ダンプカー以上の威力を持ち常人なら一撃で身動きが取れない戦闘不能状態にさせる,だが。


「餓鬼ぃ貴様もやるではないか」


[簡単に死ぬなよ/PLEASE・MAKE・IT・A GOOD・SANDBAG]色々なデバフ,脳を

バーサーカーの咆哮の要領で縛って反応速度を10分の1以下にしたり,わざと関節を外しやすい様にしたり,重りをつけたりしている,蝗は

まだ滅茶苦茶手加減して技術単体で縛りプレイ

してるんだ,まぁ学校生活じゃ本気を出しちゃ

行けないと言う命令が下されたからだが。


「フシュー,,,は!」


バゴーンっと蝗は[本来なら予備動作なしに放てる技術の練度を物が手加減してるからモーションを含む]発勁を放つ。


「グハ!なんつう威力してやがる!」


そう言って京巳が腰を振り回転した足を上から

振り下ろす,だが。


「ふん」


蝗は相手の速さによって威力が増加する待ち受けの拳で金的をする。


「うぐ」


自身の全体重に加えて振り下ろした威力が

加算された金的,痛くないはずがないが。


「止まらねェェ!」


奴は痛がる間すらなく,拳を振り下ろしやがる,

だが伸び切った奴の腕を掴み。


「ウラァ!」


蝗は柔道を使い相手を廊下に叩きつける,

床のタイルにクレーターが出来る威力だったが。


「まだまだぁ!」


「いいねその粘り強さ?生命力?ううん,タフネス!」


そうして嬉しくなった蝗は更に武術を使う。


「シュシュシュシュ」


「な⁉︎見えな」


蝗は繋がる連撃を使う,この一つ一つ放たれる拳は全てマッハ5を超えて居る,到底常人では反応不可能な速さだ,そうして何よりボクシング,極真空手,八極拳など拳技を組み合わせていて全く隙が無い。


「ま,うぐ,が,反撃,できな,が,気合いだぁ!」


すると奴は間髪入れず撃ち込まれる拳が身体を

打ちながら蝗を殴る。


バゴ,顔面に当たるのだが。


「は?」


京巳のパンチを喰らっても傷一つつきやしない。


「まさか反撃されるとは,そんだけ押し切る力が

強いんだ,これも耐えろよ」


すると蝗は指を揃える。


「あれはまさか」


瞬間その指が放たれた。


「ウグゥ」


なんと京巳の肩は貫かれていた。


[まぁ手加減無しなら通常でも腹部を貫通する

抜き手なんだが]片腕の小指だけで130の重りを支える指の強さがある,そんな蝗が放った蟷螂拳など優に弾丸を超えるだろう。


「ははは!どんだけ強くなれば気が済むこの

餓鬼ぃ!」


「アンタが倒れない限りかなぁ!」


そう言うと蝗は距離を取る。


「結構痛いぜ,まだ死ぬなよ」


「かかって来いy」


瞬間あり得ない速さで蝗が飛びかかり京巳が

吹き飛ぶかと思ったが飛んだところを足を

掴む。


「んな⁉︎」


「オラァ!」


バゴーンっと床に叩きつける。


床を蹴り床との距離1cm未満,ほぼ真横な

状態の低空飛行タックルからの地面の

叩きつけ,常人なら頭蓋骨は粉砕だろうが。


「うぐ」


「首にダメージを吸収させやがるか,なら」


次の瞬間,蝗がブラジリアン柔術の三角絞めを

する。


「うぐ」


ポク,わずか1秒にして右腕脱臼に加えて肩を外すのだが。


「ウガァァァ!!!」


なんと掴まれたまま立ち上がりぶん回して

肩を元に戻しやがった。


「なんつう荒技,ミスれば更に傷を抉るってのに

脱臼した肩を羽目直して腕を元の位置に戻しやがったな」


「ははは!まだだぁ!」


戦いは更に加速するのだった。


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