プロローグ
プロローグ部分が一番大事だと思ってる。物語の始まりだから。そこで読者をいかに引き込めるかが重要だと思ってる。
そう思っているのに…なぜこうなった?
とある山の奥地に一つの小さな村がありました。
その村では50人ほどの村人たちがお互いを助け合いながら暮らしていました。
ですが、ある日突然大量の魔物が村に襲来してきました。
規格外の量の魔物に村人たちは為すすべなく村を捨てて、一斉に逃げ出しました。
目指すのは、山を下った先にあるはずの町。
その町の町長が周辺の村で何か問題が起きた際に、最大1年滞在できる避難所を準備してくれているためでした。
無我夢中で走り続け、町の目の前に到着した頃には人数が20人ほどになっていました。
どうやら、山の途中ではぐれてしまった人がいたようでした。
しかし、当時はそれどころではなくすぐに1人の村人が町の門番に村で何があったかを話して、町長に話を通してもらうよう頼みました。
話を聞いた門番は急いで町長のもとへ行き事情を話しました。
そして、町長はすぐに用意してあった避難所に人々を案内するよう門番に言いました。
門番は門まで戻り人々を避難所へ案内しました。
人々は避難所に到着して、ようやく一息つけるようになりました。
住んでいた村を失った。中には家族や愛する人も失った人がいる。人々は悲しみに暮れ十数日をかけて、気持ちを切り替えていきました。
そして、人々はこれから、どう生きていくかを考え行動に移していきました。
───約一ヶ月後
人々はそれぞれ、自身の『天職』にあった職に就きました。
ある人は町に近い村で農業を、ある人は町で大工を…といった風に。
そして、当時12歳の少年ハルトは冒険者になりました。
ハルトは、魔物襲撃の際に家族が行方不明になっていました。
それが分かった時、ハルトは悲しみ、怒り、様々な感情が混ざり合い最後に残ったのは怒りや恨みの感情でした。
魔物を根絶やしに…と考えながらも魔物は増え続けているであろう現状。
根本から絶たねばならない。なのに、その根本が何なのかわからない。どうすればいいのか。ハルトにとってそんな状況が十日ほど続きました。
ある日、避難所で冒険者についての話を耳にしました。
冒険者、それは人助けを目的に活動している冒険者組合の組合員のことでした。
魔物による被害が多いこの世界で冒険者組合は人々を助ける手立てとして魔物を根絶やしにすることを最終目標の一つとしています。
そのために、世界の何処かにいると言われている『魔王』を探しているのです。
『魔王』を倒せば世界から魔物が消えていなくなる…という言い伝えがあるためです。
これを聞いたハルトは、『魔王』を殺してやろう…と考えました。
しかし、一度冷静になってみると魔物との実戦経験すらない自分が『魔王』をどうやって殺すのか、そもそも『魔王』のいる場所がわからないということに気づきました。
そこでハルトは、冒険者組合の組合員…すなわち冒険者になろうと考えました。
冒険者組合は『魔王』を探している。
それなら、『魔王』の情報も集まりやすいだろうとふんだのです。
すぐにハルトは、避難所にいた知り合いに冒険者組合支部の場所まで案内してもらいました。
そして、冒険者組合支部の扉を開けようとした寸前背後から声が聞こえてきました。
「ハルト~!ちょっと待てよ!友達置いてくなんてひどいじゃねぇか!」
そう声をかけてきたのはハルトの幼馴染アルス。
幼い頃から二人はとても仲良しでした。
「アルス。何をしに来たんだ?」
「水臭いぜ、ハルト。お前、冒険者とやらになるんだろ?なんで俺も誘ってくれねぇんだ!?」
「…アルス、俺はあの夢のために冒険者になるわけじゃないんだ。復讐のためだよ。俺個人の事情だから、巻き込むわけにはいかないんだ」
「…あぁ、そういうことか。なら、なおさら俺はお前と一緒に冒険者になるぜ。俺だって、あん時に家族を失ってる。お前と同じだ」
「そうか…。なら、勝手にするといい」
「なんで、そんな他人行儀なんだよ!?前みたいに仲良く行こうぜ?」
「ッ…。あぁ、わかった。これからもよろしくな…アルス」
「おう、よろしくハルト」
アルスが満面の笑みになる。
それに対して、ハルトは少し暗い顔になる。
なぜ、自分と同じ境遇にありながらそんなに楽しそうに喋れるのか。
ハルトはそれを聞こうと思ったが、あまり聞くべきではないだろうと思いやめた。
そして、ハルトとアルスの二人は冒険者組合支部の扉を開ける…。
物語書くのって難しすぎでは?(今更) 日本語も難しすぎでは?
そして、後書きまで読まれてる方
誇ってください、あなたは私が書く拙い文章に耐えた強者です(?)
よくよく考えたらハルトとアルスの会話シーン。
扉の前でぺちゃくちゃ喋ってるってことになってるのか…、ダメじゃん。
グダグダとよく書き込みましたが、今後も読んでくれるという方がいたら嬉しいです