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第二十一話 失望と勘違い?

 関心(きょうみ)が一気に薄れどうでもよくなった流人達、

確かにこの様な遠方からも肉迷宮を目指して冒険者達が移動し

銀の王国に集まっている事実は認識出来たので移動する事にした。


 人の好さそうな門番のドノバンが今日も入り口で検問を行っているので

挨拶して門を出て行く・・・


「流人殿、この後はどうするのだ?」

「もう少し見聞するか?」

 「そうですね・・・」


 門番(ドノドノバン)が銀の王国を知らないのだから、

これ以上遠方に行っても意味はなさそう・・・だけど

流人の視線には雪山が見えていた・・・


「雪山かぁ? おるかのぉ?」

 「いたらいんですけどね・・・マンモス♪」

「マンモス?」

 「知らないルーシェ? 鼻の長い巨大な四足歩行の魔獣?」


「・・・いるぞ! 毛深い鼻の長い大きな魔獣なら」

 「いるの♪♪」

「希少種だが氷雪地帯の奥地に生息しているぞ」

 「ここでも・・・希少種ですかw」


 極寒地帯に生息している超大型草食魔獣で糧となる草木が少なく

個体が増加する事が珍しいとルーシェから説明を受けた。


「喰えぬのぉ」

 「そうです・・・ねぇw」


 少ししんみりして来たので

どこか静かなところで昼食を食べる為に森の中へ・・・!!

「誰か襲われておるの?」

 「弱肉強食の世界ですからw」

「でも・・・人だねw」

「その様だな」

 「・・・ふぅ、 寝覚め悪いですからね助けますかw はぁ~」


 森の木々で判断出来なかったが襲われている質素(ひんそ)な馬車は、

どこかの商人と言う感じの馬車で、

その馬車を襲っていたのは魔物ではなく人間だったw


 盗賊に扮している冒険者!

襲われているのは軽装備だが身なりが整っている軍人?でも劣勢だったw


 「こんなところで馬車なんか襲ってないでよ!」

「「「「「!!」」」」」

 

 「どうする? 劣勢そうだけど、助太刀いる?」

「・・・出来たら御助勢を・・・><」

 「わかった・・・大龍さん! 盗賊の冒険者達は全員殺していいから!」

「わかったのだ(大笑)」


「冒! 何をいってるんだ! 俺達は泣く子も黙る・・・」

 「うるさいよ!」


 何かを言おうとしていた男が流人の風魔法で真っ二つに!

それに驚いている他の仲間達も大龍さんの大刀で次々と切り捨てられて行った!

 「こっちの人は助かるね・・・こっちの人も・・・あとは駄目かなw」

「うぅ・・・」」・・・」

 

 重傷を負っている兵士を集めエリアヒールをかけて完治させる!

 「傷は治っても流れた血は回復してないからね♪ 

 少し安静にしていてね♪♪」


「「・・・w」」

「・・・(汗)」


 千切れかけていた腕や内臓が飛び出していた腹部があっと言う間に完治

兵士達が知る魔法とは次元が違い過ぎて言葉が出なかったww


「流人殿♪ 終わったぞ(大笑)」

 「お疲れ様です大龍さん♪」

「疲れもせぬ小物よ(大笑)」

「流人! 本当に冒険者だったのか?」

 「私の鑑定では冒険者と出ていましたから間違いないですよ♪ ほら♪♪」

 

 流人が死体を漁ると冒険者ギルドのカードが見つかった!

「然しよかったのか? 冒険者の数が減っていたのであろう?」

「そうだったのぉ?」

 「○○を放置してもいい事ないでしょ? 駆除して正解です!」

「それならいいのだが・・・」

「それより飯だ 流人殿(大笑)♪」

 「血の匂いがしますのでもう少し奥へ行きましょうかね?」

「「さんせ~い♪♪」」


 流人達が立ち去ろうとするので慌てて馬車の中から止める声がした!

「まて!まてw、待て!」


 「・・・なんですか? 鬱陶しいw」

「流人殿! 飯の邪魔をするなら・・・斬るか?」

「お昼なのにね!」


「w(汗) わしはアルフォードと申す!」

 「アルフォード? だから? 

 私達この国の人間でもないので詳しくないんですけどね?」


「!!w そうであるか・・・わしはこの国エルグランド王国の公爵じゃ!」

 「侯爵? 身なりから貴族様って分かってますけど・・・それが?」


「実はのぉ・・・」

 

 この近くの街に悪党を取り押さえる為来たのだが、

兵士がやられて困っているので助太刀を願いたいと言って来た!!


 「この近くの街?」

「ライスと言う街じゃ!」


 「「「!!」」」


「どうだろうか? 報酬もちゃんと支払おう!」

 「やだ!」


「なぜじゃ!」

 

 「通行料銀貨2枚だよ! 3人で6枚! 宿代だってかかるし!」

「「そうだのぉ」」


「通行料? そなたら冒険者ではないのか?」

 「「「ない!」」」


 流人も我が儘だがこの爺さんもかなりの我が儘で、

昼飯を食いたいと思っている流人達に延々と愚痴を溢し始めたので

仕方なくこの場所で昼食をとる事にした・・・


「わしが病に伏していた間に好き勝手を行い追って!」

「じぃ~さん病だったのか?」

「元気そうだがのぉ」


「こう見えても3年程伏せっておった・・・その結果があの街じゃ!」

「「「あの街?」」」


 住民に安く提供する為国家が買い取りを実施しているが、

安価で買いたたく為ではなく国からの補助金を足して冒険者達に依頼を出し

オークなどを討伐して貰っていたはずだがいつの間にか補助金が消え

安価で強制的に買い取りを行っているとアルフォードが愚痴っていたw


 「そうなの?」

「当然じゃ! 安価で買い取っては冒険者も暮らしが大変であろう!

他所の街や国などと変わりない価格で買い取る事で

冒険者達の流出も防げるからのぉ」


 「へぇ~ ちゃんと考えているんだね(笑)」

「それをわしの代行として送り込まれた代官が・・・糞!」

 「代官?」


 3年も行政を空白には出来ないと臨時の代理行政官が就任したが

その代官が補助金を私腹に入れていると嘆いていた!

 

 「直ぐに捕まえればいいじゃん?」

「それが出来んのじゃ!」


 代官は街のトップなので街の衛兵達も手が出せないw

その上表面上を真面目な代官として任務を全うしている姿を見ていては

誰も代官を疑う事は無かったw


「わしの命令だと思っておるのじゃ!」

 「じぃちゃんの? なんで?」

「この街の領主だからのぉ わしが!」

 「「「なるほど」」」


 それで自ら代官を捕らえに来たのだが、

不運?にも盗賊?に襲われ兵士達を失っていたw


「然し・・・このパンは美味いな!」


 ふわふわのパンに、

焼きたてのソーセージやハンバーグをのせて挟んで食べていた流人達から

頂いたハンバーガーが美味しいと驚いていたw

「美味いのは当然であろうのぉ♪」

「迷宮肉のハンバーガーだからの」


迷宮肉(ダンジョンにく)・・・これが!噂の肉なのか?」

 「噂かどうかは知りませんけど、迷宮肉ですよ♪」


 門番や平民は知らなくとも流石貴族、はるか南方の噂を耳にしていた様だ


 流人達が食す素材は迷宮肉の中でも高級種!

上位種の魔物の肉も保管して入るが流人達でも貴重なので簡単には口にせず

普段は一般と同様のワイルドブルやオーク肉を食しているが

ダンジョン内ではドロップアイテムなので1~2kg程度しか回収出来ないw


 その為一般価格より2~10倍と高騰していたが

銀の王国から定期的に届けられるので金額は気にしていない流人

大龍さん達も美味しければいい♪っと思っている♪♪


 「あの街でオーク一頭の正確な買取はおいくらなんですか?」

「オーク1頭か! 討伐のみなら銀貨10枚! 

買い取り含めると1頭当たりは銀貨20枚で買い取っておるの」


 「銀貨20・・・w」

「安すいのぉ 迷宮(ダンジョン)肉なら1~2kgで金貨1枚だったはずだぞ?」

 「(笑) 大龍さん詳しいですね♪」

「暇だったのでな♪ 紅蓮達と潜った事があるのだ♪ 

迷宮の魔物としては中々の強さであるぞ(大笑)」


 「肉の質に全振りしていますから(笑)」


 1~2kgで金貨1枚と聞いたアルフォードw

野生のオークなら1頭から60~100kgは肉が取れるのに銀貨20枚w

それでは冒険者達が流出してしまう事態にも納得していた(汗)


「そんなに・・・高価なのか?」

 「それに似合う迷宮の難易度ですから♪」


 美味いからその価値があると理解している消費者達、

そして、

その値段で売りさばけるから危険を冒してまでダンジョンに挑戦する冒険者達

適正な対価を互いが支払うから双方とも納得する関係が保てているが、

無理な報酬を続ければ長続きはしないと流人が説いた。


 街へ戻り代官であるトレイルを捕まえる事に協力する事になった流人達

渋々街へ戻る・・・


「!! アルフォード様!」

「おおぉ! ドノバンかぁ♪ そちはまだ門番を務めてくれていたのだの?」

「はい♪ おらにはこれしか出来ねぇですから♪  お前達?」

 「今回は通行料支払わなくていいって?」

「わしが雇用(いらい)したのだ! よいぞ(大笑)」

「そうですか・・・また騒ぎを起こすでないぞw」

 「「「(笑)」」」


 どうやら冒険者ギルド内での騒動が耳に入ったらしいw

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