ルナティック事変
夜の7時55分、ホウ酸だんごの罠に引っかかったゴキブリをごみ箱へ投げ捨てると
またいつも通りに、例の発作が起き始めた。
「月が落下してくるわあ!」
そう言うとふと窓ガラス越し、その額を打ち付けては、流血するまで行動を繰り返し、
あまりの痛みに耐えかねたのか、うさぎのようにぴょんぴょんと宙を跳ね返る事、数回。
地べたを転げまわっていたのち、かの括約筋は緩みきり、
気付けば大量の排泄物を地球へと漏らしていた。
言うなればさながらに。
その姿はプラケースに数日間放置された、昆虫のようでもあるような気がする。
「ごめんなさいね。この人、ちょっと頭がおかしいのよ」
皆が口々にこう言う中で「そうなんだろうか」と思いながら、
僕は静かにテレビの電源を切った。
(本当に、そうなんだろうか。)
携帯のアプリを開いて見ると、ふとテレビと同じ映像が映り出されている。
「この顔見たら110番、だって。」
へえ。なんだかジグソーパズルがやりたい気分だ。
夜中のテンションって、なんかやばいよなあ。
すごくどうでもいい事なんですが。
自分もそんな上手でもないんですけど・・・
ある一定の事に対し、「自分より出来ない人「達(複数人集まっているという事がミソ)」
に馬鹿にされるとむちゃくちゃムカつきます」よね。
こういうのを上から目線というの?って最近になってすごく思います。
正直言って「お前よりはそこそこ出来るよ(笑)」と内心密かに見下してたり。
「悪口言ってるヒマがあったら他人の邪魔なんかしていないで、他になんかやればいいのに」