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色あせた想い出

作者: Soraきた

「色褪せた想い出、重ねたら

色濃くなるからそれはそれでいいと思うよ」

あなたは、それ以上のことは語らない

無邪気な笑顔に映るのは

わたしをこれ以上、

不安にさせないための演技も

ふくまれているだろうか


恋をあなたより先に知りたくて、

わたしのスタートラインを少しごまかした

だけど、それはあなたにとって

わたしにとっても

マイナスなことだとあとで知った


笑顔でいたくて

無理に繕うとしてた

だけど、笑顔の理由よりも

その奥に潜む寂しさとか

つい考えてしまうから

いけないね


ずっと近くにいたいのなら

わざわざ、気づいてもらおうとしないで

ストレートに話してみればいい

それで幸せに近づくのなら

まずは、そこから始めよう





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