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フェアリーテイル  作者: 恵
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低学年

小学生になりました。

6歳

学校が始まって徐々に周りと自分が違うことに気がついて行った。私は度々授業をサボってあちこちで寝ていた。理由は疲れていたから。家でよく眠れていなかったし、体調が悪くてもそれを口に出すことは許されなかった。その頃両親と通っていた教会で太ってたら天国に行けないって言われたせいでご飯を食べれなくなっていたことも疲れやすかった原因かもしれない。そんな私の事をクラスのみんなは受け入れて面倒をお見てくれていた。でもママは協調性がなく努力をしない性格だって笑っていた。

その頃からクラスのみんなと話すたび自分の家がみんなの家と違うことを思い知らされるようになった。でも私はクリスチャンホームに生まれて、みんなが厳しすぎるって言うようなしつけをけていることに誇りを持っていたし、みんなが見ているようなアニメやテレビ番組もくだらないと思っていたから見たいとも思わなかった。それでもみんなとは普通に遊べていたし、話にも普通に入れていたと思う。

それなりに幸せだった。


7歳

新しい教会に行き出してご飯も食べられるようになった。

家を引っ越してお兄ちゃんが喘息で入院したりしていろいろ大変だった。私も息が苦しくて助けて欲しかったけど言えなかった。だってママに「恵が健康でよかった」って言われてたし、言ったところで解決しないことは分かっていた。でも自分なりに頑張っていたら帯状疱疹になっちゃったけど…。その時には病院に連れて行ってもらえて、それがとても嬉しかった。帯状疱疹は治ったけど神経痛が残ってしまった。でもやっぱり痛いとか言えなかった。

この頃からだんだん生きてるのが辛くなってきた。


8歳

また引っ越しをした。この頃からお母さんが暴力を振るうようになった。元々多かった暴言も鋭さを増していった。

お父さんは気付いているのかいないのか、特に何もしてくれなかった。たまにお母さんを注意しても言い方が微妙でお母さんの神経が逆撫でされ、状況が悪くなるだけだった。だからお父さんに助けを求める事は出来ず、ただ耐えた。


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