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至って普通な日常を過ごす、ごく普通な私

私はご機嫌であった。

両手には買い物袋を下げている。

それでにはどれも有名ブランド名が載っている。

たくさん服を買ったし、バッグを新調した。

昼にはオシャレでちょっとお高めなカフェで食事した。

デザートまで頼んでしまった……。グフフッ

ハア、仕方ないから、家族にもホールケーキでも買っていってあげるかあ!


帰ってお母さんにケーキを渡すと、お母さんはたくさんの買い物をしてきた私に聞く。

「バイト始めたからってそんなにたくさん買って。

無駄遣いしてたらすぐになくなるわよ? バイト代いくら入ったの?」

「ウーンと………………」

私は固まった。

「えっと、3万!!」

「へえ、結構貰えるのねえ。確かまだ始めたばっかりだったわよねえ?」

「そうなんだよねえ?」


フゥ、もし本当の金額言ったら、どうなるのだろうか……。

絶対に言わない方がいい気がする。



私はバイト先に行くと、誰にも話せなかった分、どうしても話したくなって言う。

「たくさん買い物して、カフェで食事して、デザート頼んで、家族にホールケーキまで買ってあげちゃったよお」

そんな私に何故か皆生暖かい目を向ける。

「良かったねえ」

「嬉しかったんだよねえ」

「ウンウン、良い子だねえ」


「な!? 何なんですかああ」

私は何だかいたたまれない気持ちになったのだった。



そんな私に補佐っちは何事もないように言う。

「それより鳥ちゃん、今日もミオたんと一緒ね?」

「ええええ!」

私が嫌がるとミオたんは怒った様に言う。

「えーとは何よ!」

「だってミオたんと一緒ってことはすんごく危険なんだよお」

「ことりは結界はって見てるだけでしょ」

「それでもだよ! 私戦えないんだよ、滅茶苦茶弱いんだよ、こわいよ!

普通の人間なんだもの、そりゃそうだよお」

私は半泣きになると、補佐っちは諭すように言う。

「でもね、危険に慣れて欲しいからミオたんの任務に同行してもらっているんだよ」

「危険に慣れたくなんてないんだけど」

「慣れてもらわないと、鳥ちゃんもこれから自分の任務をすることになるんだから。どんな任務にも危険はつきものなんだよ?

新人には手っ取り早く危険に慣れてもらうためにミオたんの任務に同行してもらうことが多いんだ。必要な通過点なのだよ」

「うぅ、てか、私の任務って何なん? なんかここの皆すごいんだけど……。

私にできることなんてないと思う。私って滅茶苦茶普通じゃん?

まあ、普通が取り柄じゃん?」

そう言うと、補佐っちはとっても良い笑顔になってただ、深く頷くのだった。

「そうだねえ。そんなんだよねえ」

「?」

そんな補佐っちに首を傾げると、ミオたんが私の腕を掴んで引っ張る。

「ほら、行くわよ、ことり!」

「うわああん」

「鳥ちゃん、魔道具の練習も忘れずにね?」

「うぅ、分かったよお」

亀の結界の魔道具の他にも、チートな魔道具が色々とあるのだが補佐っちに言われ練習中である。

私としても、それらは身を守ることに繋がるのでとても熱心に練習している。


バイトに入ってから1ヶ月、今のところ週5ペースでいれられている。

週3くらいでミオたんの任務に同行して、あとは治癒士のネーネか調査員のメガネくんの任務に同行、時々異世界に買い出しを頼まれたりしているのである。



――――それにしても、ほんと、私の任務って何なんだろうか……?


確かにこのバイトは少しおかしいが、それ以外は至って普通な日常を過ごす、ごく普通な私にできる任務なんてあるのだろうか……。



◇◇◇



「ことり、今日何か予定ある?」

大学の講義終わり、友だちの優子ゆうこがそう聞いてきた。

私は答える。

「んー? バイト」

「そっかあ」

「どうしたん?」

「ちょっと相談のってほしいことあってさあ」

うーむ、男か?

今付き合っているのは確か……。

優子はよく恋愛相談をしてくるのだ。

といっても、私には経験がないのでほとんど聞いているだけと、時々他の人の受け売り言葉なのだが、それでもいいと言うので。


「電話でいいならバイトから帰ってきてから聞くよ?」

「ほんと?」

「ウン」

「じゃあ、電話する。ありがとねえ」

「全然いいよお」


私は人の話を聞くことがそこまで苦に感じない性質である。

そんなんで悩みが緩和するというなら、全然話聞いてあげるのである。


講義室を出ようとすると、先生が言う。

小鳥遊たかなし、課題明日までだぞ?」

「ハイ? 知ってますよ」

「ああ、いつもすぐに提出するから忘れているのかもしれないと思ってな。忘れていなければいいんだ」

「バイト始めてから、ちょっと忙しくて……。

でも、ちゃんと明日出しますから大丈夫です」

「そうか、ならいい」

私はふと思う。

「なんだか、先生お疲れですねえ」

いつもより隈も濃いし、声にも覇気がないようである。

「分かるか。まあ、いろいろあるんだ、大人には…………」

「そうなんですかあ」

「もう、あの人、いつも俺に仕事押しつけて……」

「あの人?」

「荒木先生だよ」

「ああ、なるほど」

確かに口が上手そうでチャッカリしてそうな先生だ。

「この前のイベント行事あっただろう? それでな――――」


その後、10分ほど話してから先生とは別れた。

「愚痴言って悪かったな」

「別にいいですよ」

「誰にも言うなよ」

「言わないですよ」

先生はなんとも言えないような顔で、しかしホッとしたように言った。

「確かに、お前は誰にも言わなそうだな……」

「だから言わないですって」


先生と別れると、待っていたのか、少し控えめで大人しい、友だちのかおるちゃんが話しかけてきた。

「ことりちゃん、この前の授業、私休んじゃって、ノート見せてもらえないかな?」

「いいよお」

私は鞄からノートを取り出すと手渡した。

「あ、ありがとう……!」

「ウウン、次の授業までに返してくれればいいよ?」

「うん、できるだけ早く返すね、ありがとう」


そうして大学を出ようとする時、ふと友だちがいたので話しかける。

真美まみちゃん」

「ん? ああ、ことり」

たばこを吸っていて、ちょっと露出の多い格好をしている。

「講義出なかったのー?」

私がそう聞くと、真美ちゃんは言う。

「うん、今来たばっかりでさあ、寝坊しちゃった」

「寝坊って、もう夕方なんだけど」

「まあ、うちって基本昼夜逆転してるからねえ。

てか、明日課題提出じゃね?」

「ウン」

「ことり終わったよな?」

「ウウン、もうちょっとで終わるから明日出すよ」

「珍しいな、教えてもらおうと思ったのに」

「今回はごめんねえ。まあ、いつも大したこと教えられてないんだけど」

「イヤイヤ、ことり教えるの上手いよ?

何度か頭良い奴に教えてもらったことがあるけど、全然分からなくてさ。

ことり家庭教師のバイトとか向いてるんじゃないの?」

「ウーン、私もう違うバイト始めちゃった」

「へえ! どんなバイト?」

「それがさあ――――――」

そりゃ、本当のことは言えないが……。


――――

――


仕方がないので今日もバイトに向かう。

バイトに向かうと、今日は買い出しに行って欲しいと言われる。


異世界に行く準備をする。


オフィスの私の机の、鍵付きの引き出しから、鍵を開けて巾着きんちゃくを取り出した。

とても大事なものなので、大切に保管している。

これはマジックバッグ。この巾着の中は異次元空間になっていて、小さいけれど、中にはたくさんの物が入っている。時間の流れもないから、食べ物なんかは腐らない便利な魔道具なのだ。


バイトを始めてすぐにこの巾着を渡された。

この巾着の中にはたくさんの魔道具が入っていて、私の好きなようにしていいとのこと。

中は整理整頓できるようになっているので、よく使う魔道具などはすぐに出せるようにしてある。

だけれど、まだ全部の魔道具は把握しきれていない。

だって、おそらく数百個はある。


まず、巾着からメガネの魔道具を取り出す。コレ、本当にとっても役立つ。

相手の強さを図ることができて、分析機能、動画記録機能などがある。

あと当たり前だけど、私の視力にも合った度数である。


忘れてこのメガネで帰ってしまったこともあったけど、補佐っちは別に問題を起こさなければ鳥ちゃんのものだからいい、と言われた。

それでいいんかい!

と思ったが、その後も何度か忘れてそのまま帰っている。

私って忘れ物ほとんどしたことないんだけど、メガネかけてる人にとってメガネって、もう体の一部なんだよねえ、忘れちゃったよねえ。


次に巾着からパソコンの魔道具を取り出す。

このパソコンもまたメガネと並ぶくらい役立つ。

とにかくたくさんの情報が入っている。

メガネと同期して、メガネの情報を入れることも可能である。


パソコンで今日向かう異世界を検索する。

中世ヨーロッパ風の建物や人々の服装。

ああ、思い出した。ここには1度来たことがあった。

結構よくある、典型的な異世界である。

というか、色々な世界に行ったけれど、地球ほどに科学の発展した世界にはまだ行ったことがない。


そして巾着から変身ピアスを取り出す。

このピアスを付けると髪色、服装などを変更できる。

パソコンの側面から糸のような線を引っ張り出し、それをピアスの後ろの僅かにへっこんでいる所に差し込んで、パソコンと繋げる。

パソコンでこの世界を選んで完了したら、線を外して戻して、自分の耳にそのピアスを付ける。

そうすると、髪と瞳は若干茶色に、服装は中世ヨーロッパ風になったのであった。


魔道具には、こういう滅茶苦茶細かい作業を必要とするものが結構多い。

ああ、手先、器用でよかった。

というか、これで器用になったわ。

最初の内は便利メガネの機能で拡大して繋げていたんだよね。


それに、元々私は耳にピアスの穴をあけていなかったが、コレのために仕方がないので穴をあけた。

ピアス形の魔道具は幾つかあって、結局私は両耳2つずつあけた。


あとは…………。

私はパソコンであと1つ、時間を確認する。


世界はそれぞれ時間の流れが違う。

異世界で1時間過ごして戻ってきたら、地球では1年経っていたということもあり得る。

まあ、そこはさすがに考えて買い出しの世界を選んでくれている。

この世界では10分が、地球では1時間とか、

この世界では1時間が、地球では1分とか、

そういう風に調整してくれている。


しかしそれでもちゃんと自分でも時間配分を考えなければならない。

だって、この世界では10分が、地球では1時間だとしたら、

少しもたついて、1時間かかってしまったら、地球では6時間経っているのだ。

夕方からバイトに入ったなら、大事にはならないだろうけど、微妙に言い訳が必要な時差である。


――ここの世界での1時間は、地球では10分。

なるほどゆっくりしていいみたいである。

確認して大丈夫そうなら、基本的にゆっくり買い物をする。

寄り道でもしながら。

これはサボりとかではなくて、補佐っちにも推奨されている。

様々な世界に慣れるようにと。


最後に、巾着から翻訳されるネックレスを取り出して首にかける。


私はパソコンを巾着にしまう。

そして巾着からヨーロッパ風のごく普通のバッグを取り出して、その中に巾着を入れた。


オフィスから廊下に出ると、エレベーター近くのATMに行く。

給料は世界銀行という謎の銀行に入っている。

このATMではお金の種類を選んで引き落としができる。

私は今日向かう世界の、その国のお金を引き落とししておいた。


これで準備万端。


しばらく廊下を歩いたのち、指定された異世界のドアを見つけて入っていった。


――――

――


暗い部屋の中である。


大抵異世界と繋がっているドアは、とても人目につかない場所にある。

バイト初日の、召喚のような形の場合など例外はあるが。


私はその部屋から外に出る。

とても人の多い街通りに出た。


ひとまずお使いを済まそう。

街中を進む。

ある程度歩くと、薬草屋さんに着く。

店内は薄暗く、少し怪しげである。


「店長」

「ん? あ、ことり。久しぶりだなあ!」

私としてはそれほど久しぶりでもないけど、世界との時差を考えると久しぶりなのである。


私は言われた通りの薬を注文する。

「――また僕のオリジナルな薬買ってくれるの?

ねえ、全然コレ売れないんだけど、ことりしか買ってくれないんだけど。

何でなのかなあ……? ことりって、お使いで来てるんだよね?

ことりの主人は何か言ってた?」

「ウーン。私、本当にお使いだけなので、特に意見も聞いてなかったので、何も知らないんですよねえ、ごめんなさい」

「そっかあ」

店長は少し落ち込んだ。

「ちなみに、コレってどんな薬なんですか?」

「目の疲労に効く薬だよ?」

「目、ですか。私には嬉しい薬です」

「そう? そう?」

店長は嬉しそうである。


確かに地球にはよくある薬だけど、異世界でもそんな薬ってあるんだあ。

でも売れないってことは、あんまり需要ないんかなあ。

まあ、地球ではパソコンやスマホとか皆使っていて、目の疲れで多くの人が悩んでるし、科学が発展していて、とにかく何でもある世界だからねえ。


「あんまり目の疲れを感じる人がいないんでしょうかねえ」

そう言うと、店長は言う。

「そんなことないよ! 僕は薬草を調剤するのに細かい作業する時とても目が疲れるし、きっとそうやって細かい作業をする人は悩んでいるはずだよ!」

「なるほど。じゃあ、きっと売れますよ?」

「そう?」

「そうですよお」

「そうかなあ」

「ハイ、頑張ってください」

「……実はさ、もうコレ売れないんじゃないかと。潰れるほどでもないけど店自体あんまり繁盛していないし、僕って才能ないのかなあ」

「才能……ですかあ」

「うん。ああ、僕ってなんてダメな人間なんだろう……。薬草たちに申し訳ない、僕なんかが薬師を名乗っていいのか、僕ってなんてダメな人間なんだろうって……」

ダメな人間、2度言ったよ、この人には精神安定剤が必要なんじゃないだろうか……。

私は慰めるように言う。

「一人でお店をしていて、オリジナルな薬を作れて、向上心もあって、私は店長のことすごいと思いますよ?」

「そう?」

私がそう言うと、店長は泣きそうである。

「そうですよ! 尊敬します」

「ありがとなあ、ことり」


――――

――


私はその後、街を見て歩いた。


この世界は果物が美味しいのだよねえ。

買って家に帰って食べようっと。


私は果物が並ぶ屋台を見る。

そうそう、格別なのは、この桃!


「桃、10個ください」

「はいよ!」


私は巾着の中に入れる。

巾着の中では時間が止まっているので、時々家に持ち帰ってコッソリ食べよう。

巾着の中にはすでに幾つか、まだ家に持ち帰っていない、異世界で買ったものが入っていた。


「あ、焼き鳥1本ください」

「はいよ!」


「コレ、ください」

「はいよ!」


「フルーツジュースください」

「はいよ!」


夕食を済ましてしまおう、という魂胆である。

私は近くにあった公園のベンチに座って食べた。

ウン、素材の味がとても美味いんだよねえ。


そうして食べていると、ふと視線を感じる。

近くで私をジッと見る女性が……。

「?」

首を傾げると、その人は言う。

「美味しそう」

「そこの屋台で売っていましたよ?」

「お金ない」

「ええー?」

身なりはそれなりである。

「どうしてお金ないんですか?」

デリカシーとかあまりないがそう聞いた。

こういう直球でお金ないという人には、直球で返しても良い、という経験則である。

その人は私の隣に座った。

そして言う。

「財布忘れた」

「あ、そうですか」

「ずっと研究していて、食べるの忘れてた。

上司にどこかで食べてこいと追い出された」

「フーン、研究者なんだ」

年上だろうけど、こういう不思議系の人種にはタメ口を利いていいという経験則である。

「仕方ないなあ、コレ、食べていいよ」

私はまだ食べていなかった焼き鳥を1本渡すと立ち上がった。

「ありがとう」

「いいよ」


もう一度屋台を回って、私の分をあと少しと、あの女の人の分を少し多めに買って戻った。


「?」

私が戻るとその人は首を傾げる。

さっきと反応が逆であった。

思わず苦笑する。

再びベンチに座る。

「買ってきたよ? コレ、食べていいよ」

「こんなに?」

「少し多めに買ってきたから、残ったら持って帰って食べてよ」

「いいの?」

「ウン」

「ありがとう」

「いいえ」

それから、2人で黙々と食べた。

私は話を聞くのが苦ではないが、別に沈黙がイヤな訳でもない。

食べ終わるとその人は言う。

「お金、返す。すぐに戻ってくるから待ってて」

「ウウン、いいよ。私、もうこの街を出る予定だったんだ。

だからあげるつもりで買ってきてあげたんだよ?」

「きみ、とっても優しい。好き」

「ウン、ありがとう」

私は何故かこういう人種に懐かれやすいのである。


――――

――


「薬買ってきたよお」

「お、ありがとう鳥ちゃん」

無事、買い出し完了である。


買い出しのバイトだったら全然楽しいんだけどなあ。

異世界行くのも危険がないんだったら、別にいいし。


ああ、帰ったら課題やらなきゃなあ。

優子とはその後電話しよう。

長くなるだろうし。


私は巾着から今日買ってきた桃を取り出す。

ふと、聞いてみる。

「補佐っち、異世界の食べ物って、この桃って、家族と一緒に食べてもいいの?」

「ウーン? まあ、家族くらいならいいんじゃない? 桃は地球にもあるし」

そんなんでいいんかい!

「友だちとかは?」

「そんなにたくさんあげなければいいんじゃない?」

「そうなん?」

「限度、という常識を越えなければいいと思うよ?

ただ、何か問題が起こった時はペナルティがあると思うけどね?」

「ペ、ペナルティ……とは?」

「何をしたかによるよねえ」

私はイヤな汗をかくのだった。

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