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Welt Wiler  作者: 空界 数多
9/12

議場の道化人

今回も私の拙い文章を読んでいただき、ありがとう御座います。

本文では、初めてこの世界の政治家が登場します。

少し過激な発言や考えもありますが、彼等の考えは国によって少しタイプ分けしています。

皆が同じではつまらないですからね。

それでは、本文をお楽しみ下さい。

2049 9月30日 大和皇国 東京 



 空の色は薄かった。 空気は乾き、すこし埃臭い。

高いビルが立ち並び、空は狭い。 まさに都会、まさに先進国工業国の中心に相応しいと思われる街並み。

そんな街の交差点、行き交う人々は皆似たような格好をしている。

似たような服、似たような鞄、似たような髪型、手に持った新聞やそれを見る表情まで同じ。

まるで資本主義に仕える奴隷のような彼等は、その人生の毎日を無駄の省かれた、実に効率的で先鋭的な職務と労働、そして素敵な休養で過ごしている。

まるで電車のダイアの様に、僅かの乱れも無い機械的な彼等の行動。

しかし、そんな彼等でもってしてもその足を止めて見入る程の事態が起きている。

交差点の向かいに立つビルの大型の液晶モニター。 そこには新聞の一面記事と同じ見出しが流れている。

ニュースを読むキャスターの声にも熱が籠もっている。

その見出しはこう、

「中華連邦とⅤ(ヴィクトリア)連合が交戦! 首相は今日、緊急の国会を開廷‼」



大和皇国 首都東京 国会議事堂


 半円状に設置された座席、その正面、内閣総理大臣の座る席。

そこには座っているべき男の姿が無かった。

質疑に答えるため、演壇の元へ応答に向ったのだ。

そして応答を終えた総理が、(いぬい)武蔵(むさし)が自分の席へと戻って来る。

彼の後ろからは、彼の応答に納得のいかない議員からの野次が雨あられと降り注ぐ。

それを聴いて、隣に座る国木田防衛大臣がニヤケ顔で乾を迎える。

「聴こえます総理? この国の国会は戦争が始まっても何時もとあまり変わりませんな」

それを聴いた乾は、本当だと言わんばかりに小さく舌を出して笑ってみせる。

そして乾が席に付くと、国会の中央に座る議長が質問者の名前を読み上げる。

「斉藤君」

名前を呼ばれたのは、五十代半ばの女性議員だった。

斉藤議員が足早に対面演壇に立つと、手に持った資料を読み上げる。

「乾総理にお尋ねします。 9月29日に起きた中華連邦と自衛隊の武力衝突の件ですが、自衛隊は中華連邦の艦艇を先制攻撃によって撃沈しました。 これによって一月後に予定されていた中華連邦との官僚レベルでの会談が取止めになりました。 悪化の一途を辿る中華連邦と我が国の関係改善の道が完全に潰えた訳ですが、その件に付いて、総理いかがお考えですか」

質問を終えた斉藤議員は、便乗して野次を飛ばす議員達の下へと満足気に戻っていき、議長が乾の名を呼ぶ。

「乾内閣総理大臣」

それを聴いて乾は再び立ち上がって演壇へと向う。

「では行って来るよ」

「ああ、言って来い」

乾は演壇に立つと、余裕のある表情で話し始める。

「先程の質問にお答えする前に言っておきたい事が一つ。 先程、斉藤議員は自衛隊が先に中華連邦の船に攻撃をしたと言いましたが、そもそも間違えないで頂きたいのは、あそこは我々大和の領海であって、そこに侵入したのは中華連邦の船だという事です。 我々の国に武装して入ってきたのは相手な訳ですから、これを自衛目的で攻撃するのは、なんら問題の無い行動だと判断します」

それを聞いた国木田は、まるでこれから面白い話しをされているかのように短く、それでいて他の議員にも聴こえるように笑い声を上げる。

「先程の貴方の言い方だと、まるで領海侵犯を是としているように聴こえますけど、ですが安心して下さい。 そういう意味で言った訳じゃないって事は判っているつもりですから」

誰が聴いても判るだろうが、乾は煽っている、挑発している。

あまりにもあからさまな乾の言葉が面白かったのか、国木田以外の議員からも笑い声が零れる。

「それで中華連邦との会談の件ですが、そもそも国家間での友好は第一に国益の為であって、国家との友好の為に国益が損なわれるような事は有ってはならないと思うんですよね」

乾がニヤケ顔で言うのを観て、正面に座る議員からは槍のような視線が向けられる。

「ので、今回の会談中止に関しては最善の判断だったと思っています。 私がお答えすべき事はもう言ったつもりなので、私からは以上です」

乾が演台から去り、彼に向けて猛烈な野次が送られる。 そして、乾が席に着くのを確認して、議長が次の質問者の名前を呼ぶ。

「工藤議員」

今度の議員は、若い男性だった。

何故だか知らないが心底嫌そうな顔で演壇に立つと、工藤は溜息交じりに話し出す。

「総理にお尋ねします。 先日の中華連邦との武力衝突時、対応に当たった艦隊の中にオッドランド籍の艦艇(かんてい)が存在していたとの報告がありますが、緊急出動をした筈なのに、そこに他国の船舶が動向しているというのは、どうしてなのでしょうか?」

口がマイクに近いからか、少し曇った声で話と終えると、工藤議員は依然として、嫌で嫌でしょうがないというような顔をして自分の席へと戻っていく。

『今の、中々に良い質問だな』

国木田は内心そう思う。

皇国が自衛目的の為に海自を緊急出動させたのなら、そこに偶然同盟国の船舶が同行しているのはおかしい。

聴きたい事意外の余計な言葉を口にしないのも、話を逸らされない様に警戒しての事だろう。

他国に援護を要請するような暇は当時無かった事になっている。

そうでなければ、中華連邦が領海侵犯して来る事を我々が知っていた事になってしまう、それはマズい。

「乾内閣総理大臣」

名前を呼ばれた乾が、椅子からゆっくりと演台に向う。 

彼が一体どう答えるのか、国木田は少し、というより結構楽しみに思いながら乾を送り出す。

「まあ、それなりに頑張れや」

国木田の言葉に短く返事をし演台に立つと、乾は顔を緩ませて、笑いながら話し出す。

「それはオッドランドと大和皇国が同じ組織に、Ⅴ連合に所属しているから、つまりは同盟関係にあるからです。 これは一般常識だと思っていたのですが……おや? もしかして皆さん御存知ない?」

それを聴いた途端、またしても国木田は大きく吹き出してみせる、今度は咳き込むように。

乾の正面に座る大勢の議員から、彼を非難する声が浴びせられ、工藤は一人、乾の話を苦笑いしながら聴く。

乾は相手を莫迦(ばか)にして居る事が判るように、わざと大袈裟に驚いて話し始める。

「ええ⁉ 知っているんですか! 私はてっきり知らないから訊いているのだと思いましたよ。 さすが国会議員の皆さん、常識を(わきま)えているようで」

国木田は、今度は我慢をしているようにクツクツと喉を鳴らして笑う。 それに釣られた他の議員からも。

その時点で既に、議場の空気は完全に乾の物になっていた。

「では次に、中華連邦の領海侵犯に対する緊急の自衛隊出動についてですね。 その時にオッドランドの船がいたのは――」

一体何と答えるのか、皆が聞き耳を立てる。 もし変な事を言えば、そこを徹底的に追求する為に。 しかし、その静寂は予想外の答えによって引き裂かれる。

「全くの偶然です」

偶然、その言葉に国木田も含めざわめきが広がっていく。

答えを静かに聞いていた工藤や国木田でさえ、乾の言った事に驚いて眼を見開く。

予想外過ぎて、今度は議員からの非難する声も聞こえてこない。

「事件当時、皇国にはⅤ連合の艦隊指令であるアイラ・ピアーズ殿が訪問しておりまして、その時、偶然に! 今回の事件が起き、そこでピアーズ殿が両国の信頼の為、両国の友好の為に同行を望まれ現場の判断で同行を許可した、との報告が上がって来ています」

御丁寧に、前の質問で言われた友好という言葉まで添えて、乾は答弁を終える。

『そうか! 始めに質問の中核が完全に偶然と言ってしまえば、他の事は適当に理由を作れる!』

つまり、全部知っているけど知らないと言ってしまおうという事。

少なくとも自分の所にまで詳細が届いていない事に出来る。

領海ギリギリに機雷を設置した事は、作戦に参加した一部の人間しかしらない。

作戦の情報は全て紙面で渡され、証拠のデータも全て抹消してある。

相手に知る術がないのだから、多少嘘を言っても誰も判らない。

判らないから相手も他の事で攻め立てるしかない。

被害調整(ダメージコントロール)、多少の問題にはなるが、それも連絡系統の徹底まで。

ミスさえしなければ逃げ切れる。

つまりは――、

『説明する必要がなくなる!』

乾が顔をにやけさせながら演壇を降りようとして、乾は忘れたようにマイクへと駆け寄る。

「私が答えられる事は以上です。 これ以上は事実確認が完了していない為、現状では聞かれても答えられません、以上!」

これでもかと、最後にも自分は知りませんと言って、乾は演壇を降りる。

議員からは先程よりも大きな拍手、そして笑い声が聞こえて来る。

『乾の奴、完全に馬鹿にしてるな。 態々、それを言い直すという事は、この質問に関して何も答える気が無いのを教えているんだ。 ま、工藤の奴なら変に食い下がる事もしないだろ。 優秀なのに、相手が悪かったな…………』

乾が自分の席に付くのを観て、工藤議員は額に汗を浮かべながら演壇に立ち、質疑の続きを言うが、先程よりも明らかに声に覇気が無い。 これ以上、この質問を続けても意味が無いと判断したのか、早々に質問を終了して席に戻る。

そして、次の質問が始まる。 今度の相手は眼鏡を掛けた中年の女性だ。

「え~、国木田大臣に質問です。 八月の十四日に行われた国会においての大臣の発言についてです。 先日、大臣は不安定になるアジア、もっと言うならば世界情勢の中で、皇国が他国の攻撃を受けた場合、Ⅴ連合の一員としての武力行動も辞さないとの発言ですが、これは場合によっては敵国の領土への侵略的行動を可能としてしまうのではとの意見もありますが、これでは中華連邦との友好は完全に崩れてしまうのでは?」

質問を言い終えると、女性は静かに席に着いて、澄ました顔で国木田の事を観ている。 

そして議長が国木田の名を呼び、視線が彼へと集まる。

『全く、私はお前ほど神経が図太く無いんだがね』

国木田はゆっくりと歩いて気だるそうに演壇に立ち、覇気の無い声で話しだす。

「確かにⅤ連合の一員と私は言いましたが、それが他国の侵略に繋がるとは思えません。 自衛隊は侵略的行動ではなく、自衛を専らとする集団ですから、それをお忘れなく」

そう言って国木田は自分の席へトボトボ歩いて戻る。

「今、大臣は他国への攻撃は含まないと言いましたが、十四日の国会で提出した文書では、『本国への攻撃が可能な設備を有する施設、また本国、同盟国に対し危機的な状況と判断した場合はこれの攻撃を可能とする』と、書かれています。 今言っている事と違うではありませんか」

女性議員は話し、その後ろの議員達からも声が挙がる。

「だってさ。 どうなのよ、国木田防衛大臣さん?」

乾が隣に座る国木田へと面白そうに話しかける。

「問題ない、罠は仕掛けた。 そして相手はその罠に掛かっている。」

国木田は演壇へと立ち、先程まで無気力だった声に少し圧が籠もる。

どこか気の抜けた表情は一転して険しくなり、席に座る議員を鋭い視線で睨み付ける。

「間違えないで頂きたいのは、私が言ったのは『侵略をしない』であって、『攻撃をしない』では無いという事です」

そう言うと、何人もの議員から非難の声が浴びせられる。

「それ言葉遊びだろ‼」

「何が違うんだ何が!」

しかし、国木田にはそれが聴こえていないかのように話し続ける。

「自衛を目的としての攻撃は侵略にはならないでしょ。 辞書を引くと判るのですがね、『自衛では、無く一方的にその主権や領土、独立を侵す事』これが侵略です。 気になったので今調べてみました。この場合、自衛を目的としての攻撃なら侵略にはならないでしょう。 少し勉強不足ではありませんか?」

圧の籠もった雰囲気が一転、答弁を終えた国木田は再び覇気の無い表情に戻り、若干猫背な姿勢で自分の席へと帰っていく。

「相変わらずだね。 去り際に相手を莫迦にする癖は直らないんだ」

席に戻る国木田を、乾が飄々とした態度で迎える。

「今日の議会は拍子抜けだな。 行動を起こしたから仕方が無いが、皆同じ話題ばかりだ。 こちらがその質問に対して用意をしてないとでも思っているのか。 面白かったのはお前の答弁だけだな、工藤も可哀想に」

国木田がつまらなそうに呟くのを聴いて、乾は小さく笑う。

「まあ、質問書は先に届いているし、質問は適当にはぐらかしてまた行動を起こす。 失敗すれば失脚だが、成功している内は私の政権は揺るがないだろ。 ルーシアとの領土問題にもこれで進展があるだろうし」

既成事実を作る、それは乾のよくやる得意技だ。

大和では何か行動を起こすには国会を開くのが基本だが、乾は国会を開かず勝手に政策や作戦を開始してからそれを通告する。

それに対して国会を開く頃には、作戦は終了か引き返せない所まで進んでしまっている。

実際、このタイミングで海上自衛隊やⅤ連合に撤退を呼び掛ければ、中華連邦は間違いなくそこに付け込んで来るだろう。

相手を内側から分裂させ、弱点を徹底的に攻撃する。

それが中華連邦の外交における常套(じょうとう)手段(しゅだん)であり、大和には無い外交でもあった。

相手の弱点を突くのは、外交では卑怯でも何でもない。 むしろそれが当然とすら言える。

それを判らなかった大和の政治家達は、幾度となく外交に失敗して来たが、今度は違う。

相手が謀略(ぼうりゃく)を巡らせるなら、此方も同じ手を使えば良い。

幸いにも、人類には歴史という最高の教科書が在る。

歴史を悲観し、反省するのは結構だが、そこから何も学び獲られないのは愚かだ。

乾はそれを知っている。 現時と未来のヒントは、常に歴史の中に眠っている事を。

「そういえば、以前から君が欲しがっていた【乙女侍 オウカ】の初回限定フィギアが手に入ったんだ」

乾が突然、国木田へとそんな事を言い出す。

「何⁉ それは本当か⁉」

国木田の滅多に見ない驚いた顔に気分を良くしたのか、乾は周りに聴こえないように耳打ちする。

「本当だ、良ければ君に譲ろうと考えているのだが――」

「…………何をさせるつもりだ?」

国木田がそう呟くと、乾はニヤリと笑って答える。

「なに、別に特別な事じゃない」

「私に出来る事なのか?」

「勿論だとも。 それで頼みなんだがね、もうすぐ瀬尾がアルカディアに行く。 それに君の部下を何人か同行させてほしいんだ」

乾の言葉を訊いた国木田は、どうにも話しの向こう側が見えず首を傾げる。

大和が中華連邦との対立で負った貿易の損失は、正直に言って笑えないレベルの物だ。

それを補填する為にも、大和は合衆国と、そしてガラナジアと連携を強めてきた。 特に、彼等は中華連邦の枠組みからの独立を望んでいる、。 工業でも人口でも、既に拮抗状態にある。

国木田は防衛大臣だ。 となれば、彼の部下は当然だが防衛省の人間という事になる。 それを何の為に合衆国に連れて行く?

「別に構わないが、今回の合衆国訪問は中華連邦との対立によって生じた貿易の損失分をどうするかが要点だったが?」

それを聴いた乾は、少し考えるように押し黙り、そして静かに話し出す。

「合衆国の生産する武器の量が、一年前から三割近く増加している」

「一年前……、丁度政権がガルシア大統領に代わった頃だな」

「ああ、そしてその多くが世界各地、特に中東と中華連邦に流れているようなんだ」

「それは…………」

それは、本当ならば一大事だ。

紛争の絶えない中東、そして勢力拡大を目指す中華連邦に武器を売るなど、戦争幇助とみなされかねない。

当たり前の事だが、戦争が起きれば軍需産業は儲かる。 

そして、その軍需産業と政府が癒着する事を【軍産複合体】と呼ぶ。

国家規模での兵器借款(レンドリース)、戦争を商売(ビジネス)としているのだ。

だが、読めない。

Ⅴ連合は合衆国の後ろ盾を持つ事で他勢力と渡り合える。

その合衆国が、Ⅴ連合と敵対している中華連邦に武器を売る?

中華連邦が太平洋に進出するのは、合衆国としては阻止したい筈だ。

それなのに、如何して合衆国は武器を売る?

判らない、それは乾も同じ。 だからこそ、確かめたい。

「合衆国の意図を確認する。 その為に知識のある人間が必要か?」

「そうだ。 場合によっては、Ⅴ連合に本格加入するかアルカディアの下に残るか、我々大和皇国は選ばねばならないだろうね」

「判った。 可能な限り優秀な奴を手配する」

国木田は、静かに眼を閉じて思考する。

『場合によっては……か。 まさかこの時代に戦争、それも大戦と

は。 もう戦争は起きないと思っていたが、平和とはここまで脆か

ったか。 だが、戦うからには勝つしかない。 今度こそ』

子供の頃、私達は教わった。

戦争に勝ちも負けも無い。 戦争をした国は皆が負けだと。

まるで呪文のように教わったそれは、まあ、その通りだとは思う。

戦争を好き好んで行うような国など無い。

学校が嫌いだったからあまり憶えていないが、少なくとも自分が小さい時はそう教わったような記憶がある。

国家によって引き起こされる戦争は、他にとれる選択が無いから怒る結果に他ならない。 けれど、戦争をするなら戦いには勝利しなくては。 敗北、その先に待つのは滅びか、隷属か。

ああ、考えるだけで嫌になる。

戦争とは、あくまで政治的な外交手段の一つでしかない。

最も非効率的な、生産性の無い手段ではあるが。

自分で言うのも何だが、まあ、自分達は概ね優秀な政治家のつもりだった。

それなのに、自分達は今、戦争をしている。

火種を撒いたのは自分達だ。 この戦争は此方が起こさせたと言っても良い。

だが、別に反省をするつもりは無い。 未だ、無い。

謝罪も反省も、使い時がある。

その時が来るまでは必要の無い事だ。 逆効果だ。

謝罪も反省も、悪い者では無く負けた者がさせられるものだ。

俺は、俺達は嫌だね。

俺達は他人に頭を下げるのは大嫌いなんだ。


ここまで読んで下さった皆様、ありがとう御座います。

さて、本文と読んで気付かれたかと思いますが、

今回登場した政治家達は現実世界では日本に該当する国家です。

色々と自重して書こうかとも思いましたが、基本的に書きたいように書かせて頂きました。

多少ですがぶっとんだ政治家達の方が話しとしては面白いと思っています。

実は、政治の話しでもこの先に大きな展開が幾つか待っていて、

それはこの物語にも大きく関係しているので、少しでも皆様に楽しんで頂けるよう頑張ります。

それでは、次回も楽しんで頂けると幸いです。


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