表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

きく地蔵、きかぬ地蔵 その1

昔むかし、あるところに、

貧しいながらも、働き者の人々が住む村がありました。


ある日、一夜の宿を求めて、

旅の僧侶が村に立ち寄りました。

村人はその僧侶に、精一杯のおもてなしをしました。


実はその僧侶の正体は、仏さまでありました。

仏さまは、村人たちの心からのもてなしのお礼に、

二体のお地蔵さまを残していくことにしました。


「一体は『きく地蔵』。

なんでも願い事をきいてくれるもので、

村の東側におくように」

それを聞いた村人たちは、とても喜びました。


「もう一体は『きかぬ地蔵』。

なんにも願い事はきいてくれないもので、

村の西側におくように」

それを聞いた村人たちは、不思議に思いましたが、

僧侶の言うことなので言われたとおりにしました。


さて、村人たちは、

なんでも願い事をきいてくれる、

『きく地蔵』のところに通い始めました。

「お金持ちになりたい」

「きれいな嫁さんがほしい」

「頭の良い子供がほしい」・・・

本当に何でも願い事がかなっていきます。

村はどんどん豊かになっていきました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ