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僕がサブカル好きが嫌いなわけ

  僕がサブカル好きが嫌いなわけ

            ウォンバット

 ここまで俺は嫌いなものをいくつか書いてきた。第一に触れ合いをモットーとする奴。


現代三大欲求は"触れ合い欲"を性欲と取って変えてもいいと思う。スマホをいじってる奴のなんと多いことか。この話は、また次の機会に。


何も考えずものを享受するだけの"おたく"も嫌いだ。(最近よく、居るでしょう。決まって、フェイクレイヤードの紫色ののパーカー。カバンは、安っぽいキャラクターもののメッセンジャーバッグ。タバコは、1mgの、マルメン。これも、またの機会に。)


しかし、こいつらには比較的、理解できる部分もある。自分の中にも、そうなりかねなかった因子があると共に、決定的に嫌いになる要素に欠けているから。


それでは、俺の本当に嫌いな者は何か?


黒い、太縁眼鏡をかけてる奴。

クソみたいなマッシュルームカットをしてるか、前髪を全然切ってないやつ。

"アメリ"のような映画を、ただフランスで撮られたからだとか、それだけの理由で賞賛するやつ。

大体、音楽は決まってロッキング・オン・ジャパン。

共産趣味者? クソ喰らえ! 

好きな漫画は、ガロ。(ほとんどが、ねじ式しか知らない。)


こういう、一定層居る、クソみたいなやつが本当に嫌いで、気持ち悪く思うのである。その理由を、今から考え、述べていく。


こういう奴らは、大抵、自分がオシャレだとか、知的だと思っている。

こういう奴らは、自分が、個性派だと思っている。

ああ、これだ。これが、全てだ。ニ行で終わってしまった。


自分が優れている存在で、個性的だと思っている。そうして、他の階層を見下しているのに、実際個としては優れていなく、個性的だと自称するのに、そういうものが階層として存在するほど居るという事。


つまり、嘘が許せないのだ。


最初にあげた二つは、ただ、存在するだけである。


いつも下品な例え方をしている(気がする)ので、今日は少し、可愛い例え方をしよう。


野良猫が何匹が居るとする。

俺は、餌にも飢え、足が一本ないためどこの群れにも入れない、みじめな醜猫だとする。(しこねと読むのだろうか)


いくつかの、猫の群れが存在する。


醜猫の俺としては、どこかの群れに入りたい。しかし、入るならば、自分が自分として居られる、三本足の猫ばかりの群れがいいだろう。


しかし、そういう群れはまずないので、俺は様々な群れの縄張りで悪態をつく。


そうして、俺は今日も、ゴミ箱を漁るのだが、そこでまた、同じような醜猫を自称する猫と出会う。(そう! 俺と彼らは、好きなゴミがいくらかは近いのである。そうして顔を合わせなければならない事にも、腹がたつ。)


彼らは醜猫を自称する。しかし、実際はそうではない。醜猫の皮を被っただけの、ただの野良猫なのである。(あるいは、普通の猫以下、醜猫以上。)しかも彼らの中では、醜猫の皮を被れば被るほど、繁殖相手に事欠かないのである。これほど、本当の醜猫としては、腹が立つ事はない。


そして、彼らは腹の底からは醜猫になりきれないので、知的なふりをする。頭がよく、ものを知ってる"ふり"をする。漁ってきた魚の骨に対し、この骨は、サルトルの実存主義の影響が~等と、講釈を垂れる。醜猫のふりはするが、醜猫だとは思われたくはないのだ。


そして、彼らは、醜猫たる見た目をしている、しかし、醜猫とは違う脳味噌を持つと思っている自分たちの群れを、特別だと思い、他の群れを馬鹿にしている。


書いてるだけで腹がたってきたな。


とにかく、そういうわけ。嘘をつき、変わり者のふりをしていて、他人を見下し、何事にも熱くならないふりをしている、そういうグループが俺は、嫌いなのである。


嘘は、よくない。


そして何より、多分。俺が子供の時、自宅で営業していた飲食店に閉店後二時間居座り、俺が眠れないので、早く帰ってください、と言うと、つまらない屁理屈をこねて、三人で笑った、クソサブカル野郎が未だに許せないのだろう……。

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