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憑神探偵  作者: 104
『死亡宣告』編
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『死亡宣告』編

「……ぅぅぅ……ううううッ!!」


1人の若い女性が、真っ暗な部屋で震えていた。

ろくに食事や睡眠をとっていないのだろう。頬は痩せこけ、見開かれた目は不気味な程に赤く染まっていた。


「やめて……来ないで……来ないで……来ないでッッ!!」


呪文の様に繰り返される言葉は、救いを求めるモノだった。

しかし彼女の願いは、無惨にも裏切られてしまう。


――――バツンッ!


…………ザー……ザザ――


突如、触れてもいないのにテレビの電源がつく。


「――ひッ……?!」


そして、そこから映し出される映像……それは……


「ギャアアアァアアアァアッッッッ!!!!!!」


彼女の悲鳴が、静寂に包まれた夜の街に響き渡った。

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