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10年以上も、、、
僕の名前は天川さとる17歳の高校2年生。
僕が小学1年生の時、僕の母さんが突然家を出て行ってしまってそれから父さんと2人きりの生活が始まった。
最初は寂しくて毎日毎日泣いて過ごしていたけれど、、、、、
近所に住むばあちゃんや近所の人たちに支えられて少しずつ、、、少しずつ、、、母さんが居ないことが日常になっていったんだ。
10年以上も経てば母さんの顔が僕の記憶から段々と薄れてはきているけれど、、、
こうやって味覚がまた記憶を呼び覚ましてしまうものなのかもしれない。
「さとる、いっぱい食べろよ!」
「うん。ケチャップあるかな?」
僕はキッチンへ行き冷蔵庫からケチャップを探した。
「あった!あったー!」
「ハンバーグにはデミグラスじゃないか?」
「デミグラスもいいけどケチャップも合うんだよ!」




