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とある研究者の手記より抜粋_48ページ目



 リードラン大陸。そのほとんどは未開拓の大地だ。

 おそらくは西端地域の人類というものは、魔術や魔導といった技術を制御する術を手に入れると、獣や天災から家を護ることで、集落から村、村から町、町から都市、都市から国へと版図を広げて来たのだと思われる。


 それは東西南北に広がり、それぞれの地域に根ざした文化を発展させた。

 これが<最初の四国>として観測されたリードラン初の国家だ。


 東––––魔術の発展により繁栄を極めたブレイナット公国。

 西––––魔導発祥の地、フォーセット王国。

 南––––魔術工芸と短剣術の国フォルダール連邦。

 北––––最古にして最強、北方旅団の末裔、アークレイリ王国。


 最後の一国フリンフロンの台頭を持ってリードラン五国とする。これ以降、人類が未開拓地域へ版図を広げるような兆候は見られないことから、魔術に魔導といった文明の底上げとなるきっかけがない限り一時的にこの発展は頭打ちとなったものとみなす。

 以降、定点観測を続行、特異点が発見され次第オリジナルのPODS七体の回収、特異点の解析を実施するものとする。

 我々にもたらされた<神の福音>が、そうであるならば<世界図録>と<原初の海>は現存する事になる。

 ここで観測される特異点とそれらに類似性が認められれば、それと——


 手記はこのページを最後に、あとは破られていた。


 ———とある研究者の手記より抜粋。



 

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