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隣の席の妖崎くんは魔女家系。  作者: 闇眠らい
1/1

第1話 いつもの放課後。

閲覧頂きありがとうございます!初連載です!


 4月。

2年生になった僕は1年からの信頼している友人たちも奇跡的に全員一緒にまた同じクラスとなり、平和な高校生活が少しは保証されたと安堵し1ヶ月を過ごした。


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 5月某日。

新学年にも慣れ、いつも通りの学校生活である。


 神島(かみしま)「まだ5月だってのにもう既に授業ついていけねー・・・」

神島は はぁ、とため息をつく。彼の頭は下とは言わないが、中の下だ。

 妖崎(ふざき)「まあまあ、まだ2年生始まって1ヶ月だから。そんな気落ちするなよ。」

 神島「そうだけどさぁ・・・“何事も最初が肝心”、ってよく言うじゃん?去年は初日なんてお前と友達じゃなかったからそんなこと言ってられなかったけど今年からは最初からお前がいるじゃんか~!だから最初からついていけねえのは勘弁なんだよ!」

肝心なところで眠たくなってふにゃふにゃの神島をこっそり起こしてるのは僕なんだけど、と言いたいのを喉の奥でぎゅ、と抑えた。神島くんはそういうことは教えないほうが幸せだと思う。・・・たぶん。

 妖崎「テストの時までにいい感じになってればいいんだよ。神島くんは」

 神島「お、おう!確かにそうだな!テストでいい点とれればそれで良いんだったわ!」

うん。だから神島くんの頭は中の下なんだ。でもそのままでいてほしい。


 瑞野「何?何の話~?・・・あ、神島の頭が今年もやっぱりダメだ、ってハナシ?(笑)」

 神島「うるせぇ!」

 瑞野「やだなぁ~図星?(笑)まあホントのコトだもんね~!」

 神島「瑞野~!!」

いつものだ・・・ 妖崎は指をパチン、と鳴らして飴を瑞野の手に握らせた。

 瑞野「世琉~!ありがと!・・・てか!“これ以上人目につかれたくない・・・俺は成績以外は普通でいい”とか言ってたのに!指鳴らしたでしょ!」

 妖崎「あ。ごめん・・・手が勝手に」

 瑞野「そういうとこのコントロールはヘタクソだよね(笑)」


 ・・・・・・


 ??「ありあちゃ~~ん!おまt・・・へぶ!」

この声は。紛れもなく白井さんだろう。ハルヒコのほうが先に戻ってくると思っていたのだが。

 瑞野「え?(笑)夏?2年になってドジっ子キャラ転向したん?(笑)」

 白井「ち、違うよ!なんか引っかかっちゃっただけだってば!」

確かに。白井さんは元気っこにしてドジっ子属性を兼ね備えてない。

 白井「わたしがコけたことはいいの! 帰ろうよ~!」

瑞野がそうだね~なんて言いかけたその時。


 ??「世琉くん!帰ろ!あのね!僕らの最寄りのパン屋さんの新商品g」

授業中書き残した版書を書き終え、目を輝かせて近寄ってくるハルヒコに先ほどのデジャヴが。

 ハルヒコ「ぉうっ!?」

ハルヒコ、見事に僕の机の角にわき腹がヒット。うーん、パターンが違えどドジっ子デジャヴ。

ハルヒコは本物のドジっ子なので白井さん以外はいつも呆れ顔、白井さんは笑いながらいつも真面目に心配する。

 ハルヒコ「いたい・・・痛いから早く新商品食べに行こ!!」

机の角くらいで泣くんじゃない、ハルヒコ・・・


 帰り道、確かに徐々に分かれ道にはなるけどこの後少しは話しながら帰れるのに、席も近い僕らがこうやって集まって駄弁ってから帰るのが日常だ。




 ・・・ちなみに玄関に行くまでにハルヒコは机の中にプリントを忘れていったん教室に戻った。


 ・・・なんで机にプリント入れてるんだ。

最後までお読みいただきありがとうございます!


第2話からは1話1話もう少し長くなる予定です。


『隣の席の妖崎くんは魔女家系。』は毎週金曜日21時更新予定です!

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