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 全ての部屋の確認が終わったので、リビングのカーテンを開けた。


 するとそこには大きな庭があった。


 玄関から靴を持ってきて庭に出てみると、長さが10mはありそうなプールと、テニスコート一面くらいの大きさの芝生の広場があった。


 一通り庭を見終わり中に入る。そこで、自分の姿を一度も確認していないことを思い出した。


 クローゼット部屋に全身鏡があったことを思い出し、二階に上がりクローゼット部屋に行った。


 自分の姿を見てみると、180cmを超える身長にサラサラで適切な長さの髪の毛、整った綺麗な顔、適度に鍛えられた身体があった。


「これはやばいな~、男から見てもめっちゃカッコいい顔だわ」


 しばらく鏡で自分の姿を眺めていると、携帯の通知音がなった。神様からのようだ


『今日のうちに洋服とか日用品買いに行った方が良いよ!それと、リビングの壁にある電話はマンションのコンシェルジュにつながるから活用してね。コンシェルジュに車と運転手の手配をお願いするとやってくれるよ』


 神様に言われた通り、リビングに向かい壁にある電話でコンシェルジュにかけた。


「はい、コンシェルジュの高岡です」


「秋庭です。出かけるので車と運転手の手配お願いします」


「かしこまりました。手配致します。到着致しましたらお電話差し上げますので少々お待ちください」


「わかりました、ありがとうございます」


「いえ、それでは失礼致します」


 コンシェルジュは高岡さんというらしい。着替えて高岡さんから電話が来るの待とう。


 着替えを終え、テーブルの上に財布とカードキー、携帯を置いてソファーに座り準備完了。


 20分ほど待つと、電話が鳴った。


「コンシェルジュの高岡です。車がマンションの前に到着致しました。」


「わかりました、今行きます」


 電話を切り、荷物を持って部屋を出た。カードキーをかざし鍵をかける。


 エレベーターで一階に降り、マンションの前に急ぐ。


 マンションを出ると、一台の高級車と運転手らしき男の人がいた。


「秋庭 海里様でしょうか?」


「はい、そうです」


「私、本日運転手を務めさせて頂きます黒田と申します。よろしくお願い致します」


「秋庭海里です。よろしくお願いします」


 自己紹介を終え、俺は黒田さんにエスコートされ車に乗り込む。


「どちらに向かいますか?」


「まず服を買いに行きたいんですが、近くに服屋ありますか?」

 

「ここから車で一時間ほど行ったところにdollという服屋の本店があります。そこはいかがでしょうか?」


「じゃあそこで」


「かしこまりました」


 車を一時間ほど走らせると、ようやくdollに到着したようだ。


「到着致しました」


「ありがとうございます」


 携帯を見ると、11時になったところのようだ。さっそく車を降りて店の中に入る。


「いらっしゃいませ、ごゆっくりご覧ください」


 入ってすぐのところにシャツのコーナーがある。


 俺は半袖のTシャツを5枚と長袖と半袖のカッターシャツを選び合計5枚をカゴに入れる。


 次に、ジーンズやスキニーパンツなどのズボンを5本カゴに入れる。


 その後も次々とカゴに入れ、最終的にはシャツ10枚、ジャケット4枚、ズボン5本、靴3足、サンダル2足、下着10枚、靴下10足入れたところでレジに向かった。


「お会計が116万3000円になります」


「カードで」

 

 俺は財布からクレジットカードを出して、店員さんに渡した。


「dollの会員カードはお持ちですか?」


「持ってません」


「会員カードを持っていると2階にあるお店に入れますが、お作りになりますか?」


「じゃあ作ります」


「では、こちらに記入お願いします」


 俺は渡された紙に、名前、住所、生年月日を書いていく。書き終えると、それを店員さんに渡した。


「カードが出来上がりましたら、お家の方に郵送させていただきます。ですが、今日も2階に入ることもできますが、どうなさいますか?」


「行きます」


「では、エレベーターの方まで案内させて頂きます」


 店員さんと共にエレベーターまで行くと、店員さんがエレベーターのボタンにカードをかざしてから、ボタンを押す。


 エレベーターに乗り2階に着く。お店に入ると、そこには、時計や指輪、ネックレスなどの小物を扱っていた。


 俺は時計を見に行く。一つ一つゆっくり見ていき、気に入った時計を2本見つけた。


 1本は1200万円もする見るからに高級な時計で、もう1本は60万円のシンプルな時計だった。


 店員さんに話しかける。


「すいません、これとこれが欲しいんですが」


「少々お待ちください」


 店員さんは奥に行き鍵を取ってくると、ケースを開け時計を2本並べた。


「こちらの2本でよろしいですか?」


「はい」


「時計を入れるケースを一つサービスで付けさせて頂きます。お会計が1260万円になります」


「カードで」


 俺はもう一度クレジットカードを出し、店員さんに渡した。


「またお越しくださいませ」


 俺は、店員さんからカードと時計を受け取り、店を出て車に戻った。


 車に乗り時計を見ると、12時半だったので昼ごはんを食べにいくことにした。


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