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第一章 笑顔の少女と終わりの村(1)

今回も来ていただきましてありがとうございます。

長く書ける時間がないため今回も結構短いです。

現実では自然が不穏な気配を漂わせ始めているのでお気をつけください。





前書きで言うことじゃないね?

村を出て、森を進み始めてから暫く経った。

魔物除けも既に効き目が薄れ魔物もでてくる場所に入ったがかろうじてまだ魔物とは遭遇していない。

俺のステータスではそもそも出会ったところで多くの魔物には真っ向勝負をしたとしても惜しい勝負だったとすらなることはない。

警戒は必要だがこれといった魔物は近くにはいないので別のことについて考えた。

契約自体は解除したが俺の幼馴染の手紙には結婚することが心底待ち遠しいという感情が見え透けた。

なら勝手に解除した俺を追ってくる可能性がある。長い間過ごしたあの町に行けば俺の情報は嫌でも手に入ってしまうだろう。

口調は荒っぽくなく純粋な男の子というものを演じていたので昔しか俺のことを知らない彼女は誰それとなるかもしれない。

これからも丁寧な口調でもいいし本来の口調でもいいがどうせなら気分一転して全て変えてしまおう。

丁寧な口調は万人してよいが真に友達になれることはないだろう。

そして友達になるために必要なことそれは嘘をつかないことだろうといまは安易に考えた俺はこの性格で行こうと決めた。


歩いても歩いても木しかなくて段々気分が下がってきてしまった!


「へぶっ!」


なにか起きないかなーと不用心なことを考えていたらドカンと大きな音とともに大地が大きく揺れ、バランスを崩して顔面から足跡のない綺麗な草花にダイブしてしまった。


「まさかこれは!?」


お約束の展開かと思ったのと同時に小さい音ではあるが女性らしき声音で「助けて―」と言う声が聞こえた。


「私が、今行きます!」


さぁ新たなる私の旅立ちだ!


小さな声が聞こえた方に向けて走ると同時に大地をズシンズシンと重いものが動き回っているかのような足音とそれが周囲の木に当たっているのか振動も大地を伝わって足に響いてくる。

ちょっとずつではあるが音が大きくなる。逆に言えばちょっとでしかない。追われている女性ぽい人が反対方向に向けて逃げているのだろう。

こんな魔物がうろついている森の中に女性が中にいるのかは謎だが追っているのは恐らく魔物だろう。

わざわざ森の中に入るのはクエストを受注した冒険者くらいだから、もし冒険者だとしても規約違反になる。そもそも同じ方向に走っている上に木を避けながら進まなければいけないので距離がなかなかつまらない。

そもそも逃げているということは追ってきている敵に敵わないことを理解しているのだろう。

それでもいまだに追いつかれず逃げられているということはやはり追跡者は魔物で知能があまり高くなく木に突進しても止まらず足を動き続ける魔物。この辺の森で言うならアッシュボア。イノシシ型の魔物だろう。あれであればそれこそあまり太くない木であれば二本の角で余裕で突き折ることができる。


さっきよりも音が大きくなり始めた。

逃げているほうが体力がつき欠け避けることに集中し始めたのかもしれない。

まだ先ではあるが視界に大きな体躯が入りバッグから小型のナイフと瓶を取り出し瓶の中身をナイフに振りかけた。

瓶の中身の粉が一部後に残されながらもナイフに当たっただけ付着する。距離が徐々に狭まりアッシュボアと判断できるところまで行ったとき、横に飛んだ時にひっかかったのか女性がボアとの直線上に倒れた。

好機とばかりにボアは後ろ足で草事後ろに蹴り飛ばし突進した。


「アアアアアアアアアアアアァァァァァァァ!!!」

「キャァーーー」


「ガハッ」


ボアが女性にせまる一触触発の瞬間、女性を横に蹴り飛ばしボアの鼻が正面衝突したが持っていたナイフをおもいっきり突き刺したが腹部への強い痛みに手がナイフの柄から離れ大きく吹き飛ばされ、背後にあった木に背中をうちつけ意識は微睡みに落ちていった。




あっという間に後書きにたどりついてしまう量で申し訳ありません。

日々ちょっとずつ書いて区切りがいいところで投稿はしますが全体的に短いので気づいたときに一気読みしていただけたらと思います。

次回以降も読んでくださいな。


あと今回から一転して主人公は俺から私呼びになります。

性格も陰気で引き気味でしたが一転して陽気になりますのでよろしくお願いします。

おねがいしてどうなるんだろ?

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