新たなる仲間-アース-
日は昇り、その朝日をみてシャオは見ていた見慣れた朝日だと思った。この世界にやってくる前の世界で見た朝日と何ら変わりない景色だと。
シャオはこちらの世界に来てからまだ、数日しか経っていないが、もう何ヶ月もいるような、そんな気がしていた。元いた世界とは違い、平和な暮らしを何倍にも圧縮した数日間を思い返していた。
朝日が森に明かりを照らし出した頃、シャオは周りにあった嫌な気配がなくなっている事に気がついた。
(ここから先は更に厳しくなると考えた方がいいな。戦力は得れる内に…それに、この人は危険だ。僕達に興味を持っている間に、味方にした方が得策か…)
「マリア、一緒に来てくれますか?」
「え、いいの?お仲間の賛同は得ていないけど。」
「そうだね。皆んなはどう思う?」
シャオは上体だけを起こしたまま、3人に視線を送った。
「俺はいいぞ!」
「脳筋には聞いてないッ!」
ガンマも周りの嫌な気配がなくなった事に気付いたのか、いつもの感じになったとシャオは感じた。
「私は大丈夫だよ。」
「ああ、俺も問題ない。」
ガンマとアンはシャオが誘うのであれば、問題ないのだろうと思った。
「全員の賛同は得ましたよ?」
「そうみたいね。皆さん、よろしくね。ふふ。」
マリアが仲間になった事で、グリーデンの鼻の下は床に届きそうなぐらい伸びていた。それを見た三人は苦笑するしかなかった。
「シャオ、体は大丈夫?」
アンはシャオの体を案じて、心配そうに聞いた。
「うん。心配かけて、ごめん。もう大丈夫だよ。」
そう言うとシャオは立ち上がり、屈伸をした。正直、体はかなり重たかったが、これ以上、心配を掛けるのは忍びないと思った。周りには空元気のように映っただろうが、シャオはそれでも、元気だと示したかった。
「行こう。目的地の塔へ。」
「うん。行こう、シャオ。絶対に試験、合格しようね。」
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—————目的地の塔周辺—————
「おいおい、マジか!ヤバいぞ!多すぎる!」
「ゴブリンが以上に増殖してるぞ!」
「フェンリルもいるぞ!」
「この塔はもしかして、ゾーンか!」
「初めから、帝国軍のやつら俺達を試験に合格にさせるつもりなんてなかったんだッ!」
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「ハハッ!これぐらいで倒れるようなやつらは、確かに軍は求めてないなッ!」
「そう言うな。コート。」
「言ってやりたいよ。この試験の本番はこれからだってな!」
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数多くある作品から「黄昏時に見る景色は何よりも美しい」をお読み頂きありがとうございます。
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Marty




