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テンションが上がり過ぎるとその後が怖い-アース-



 (体が重い…



  脚が上がらない…



  肺が痛い…



  自分の体が自分の体じゃないみたいだ。)



 シャオの体は動かなくなっていた。


 右の膝を地面について、顔からは大量の汗が流れていた。




 一回の呼吸で何度も体全体を上下に揺らしていた。




 (何故、動かない!




  少しでも多くこちらに気を引かせないと悪魔はアンに向かうのに。




 …もう、目の前で誰かがいなくなるのは嫌だ!)





 シャオは彗星が落ちて来た後、土砂に飲み込まれる寸前、親友のトールが差し伸べた手に届かなかったことを後悔していた。

 





 (あの時、手が届いていれば!あの時、あの時!)





 「シャオ!」





 アンが叫んだ。

 ゴブリンはシャオに向かって走り出し、襲い掛かっていた。


 ガンマとグリーデンはアンの叫び声でシャオの危機に気付いた。

 




 (間に合わない!)





 ガンマとグリーデンは心の中で叫んだ。


 二人は助けるべく行動を取ろうとした。

 

 しかし、ガンマまだ矢を手にしていなかった。今は矢を放った直後の間であった。

 

 グリーデンは手にしていた斧に力を入れたが、距離が遠すぎた。



 「もう、誰も失いたくない!」



 シャオは迫りくる悪魔へと足を向けた。同時に拳には目一杯、力を込めた。


「ゴフッ!」


 シャオに襲いかかって来たゴブリンは鈍い音と同時にその場に倒れた。

 そして、シャオもその場に倒れた。




「シャオーー!」




アンは叫んだ。








 (あれ?体に力が全然入らない…。



  アンの声は聞こえたけど、グリーデンとガンマは大丈夫かな?



  ははっ…これはヤバイな…もしかして…)



——————————————————-

数多くある作品から「黄昏時に見る景色は何よりも美しい」をお読み頂きありがとうございます。


下へとスクロールすると『☆☆☆☆☆』が出て来ます。大変励みになりますので、評価お願いします。


Marty

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