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番外編3



俺編


営業の時の話


アッコから会社にカキ(貝)が沢山届いた!

貝殻付きのカキだ!

手紙付きで新鮮と書いてある。


皆で今日はカキ鍋だ!とか言って盛り上がった!

すると兄貴やエスさんが貝殻を開けて生で食べだした!


兄貴「すげー美味い!」


エスさん「美味い!」


それに釣られて俺とリー、トツも生で食べた!

皆…すげー美味い!とか言っているが



不味い!


ま〜気分を変えて仕事に行った!

夜カキ鍋をするから20時にマンションに集合だ!




…おかしい…


仕事中…なんか異常に疲れた。


こんなのは初めてだ…


営業はトツに任せて俺は車で昼寝する事にした…



どのくらい寝ただろう…

汗びっしょりだ…



駄目だ!!!


瞬間ドアを開けて吐いた!


気持ち悪い…

吐き気がやばい。

フラフラする。


駄目だ!耐えられない!


速攻トツを呼んでマンションに送って貰って車を降りたが…

歩けない…


トツに肩を借りてやっと歩けた…

これは…


絶対に当たった…


マンションで横になって寝ていたら…カキ鍋が始まった…

やめてくれ…

頼むよ…


兄貴「あっ…ふくちゃんに手紙が入ってたよ!」



〜ふくちゃんへ〜


ふくちゃんは貝類が好きだって聞いたから送りました!


私の愛情も沢山詰めておきました!沢山食べてね


Hより





ハートで吐きそうになった。

沢山詰めたって…




呪いか?


残念ながらもう要りません。

今充分にアッコの呪いに掛かってます…





トツ編



トツがまだ入社して1週間ぐらいの頃だった…

会社の近くのコンビニでヤクザに喧嘩を売られた…


俺やリーの場合は顔も知られている為、問題はない。

たまに会えば会話する程度ぐらいの顔見知りのヤクザだった。

しかも幹部の人だ!


幹部「何見とんじゃ!コラァ!」


顔を知らないふざけた奴がいたら…そりゃ言われるわ…


トツ「あ〜なんだよ!上等だ!この野郎!」


!?


流石トツ…


〜会社の者です!すいません!っと言えば済む物だし、

最初は皆大体絡まれるので対処の仕方も教えている。

勿論俺もリーも絡まれた事がある。


しかし誰かトツに対処の仕方…教えたのか?


幹部「てめー何処の者だよ!」


トツ「○○組だよ!文句あんのか!」


!?


バックの名前出しちゃった…

そう言うのは表に出したらまずい…

幹部もそれを言われたら後ろに引けない…

それは暗黙の領海だ!


トツは喧嘩になったらやばいと思い事務所にいたリーを呼んだ!

リーが来た所で収集付く訳がない。


トツ

リー

エスさん

社長


こんな感じで登場!


相手は…


幹部

部下

部下

いや…むしろ…


幹部

幹部より下全員集合!約30人!



トツ…苦笑い…


トツ「…リー…俺まずい事しちゃった?」


リー「不味すぎだね…」


そこに社長とエスさん登場!


社長「リーとトツは会社に帰りな!大丈夫だよ!話つけるから!」


本当に平気なのか?

相手は30人だぞ…

でも…社長が戻れと言うので会社に帰った…


大変だ…

会社の中も…

ピリピリしている…





が…


社長は5分で戻って来た…


社長「ただいま〜!トツ〜もうあんな事言ったら駄目だよ〜」



5分って…

あんなに相手怒っていたのに…

貴方は一体何者ですか?



でもトツはエスさんに…

グーで殴られた。


トツ…君はある意味凄い奴だよ…






???編



デリヘル時代の話…



南さんと言う人が従業員として入ってきた。

南さんは昔シャブ中で捕まって今は更生して他のデリヘルから転職し、うちに来たのだ。

仕事は真面目にやっているのだが、でん張りやステカンの時だけ





異常にビクビクしている…


確かに警察に見つかれば捕まる作業だから多少周りは気にするが…

南さんは常にキョロキョロしたりただの人が来たりするだけで、


「私服警官だ」とか

「あいつ怪しい」とか


挙動不審になる。

しかも歩く時は必ず忍び足だ!俺の足音でもたまに…ビクッ…となる。

南さん運転で俺が助手席だった時…後ろにパトカーが居るだけで猛スピードで逃げる!

そんな人だった…



〜数日後〜



俺と南さんでステカン作業をしていた時…


丁度ステカンを貼り付けた所にパトカーが通り過ぎて行った…

大丈夫バレて無かったみたいだ…


『南さん危なかったね!』


って


南さん…いねーし!


何処行った!




遠くの方で走っている南さんが見えた…


そして…


そのまま会社に来る事は無かった…


どんだけ警察が恐いんだよ…





エスさん編



エーちゃんと付き合って5ヶ月がたった頃、ついにエーちゃんと付き合っている事を言うチャンス?バレる?時が来た…


従業員は皆俺とエーちゃんが付き合っている事を知っている…知らないのはエスさんだけ…

従業員皆で話してる時、リーがエーちゃんの名前をポロッと言ってしまった…

従業員皆…アッ…と言う顔をしている…


俺は軽くスルーして誤魔化そうとしたけど…エスさんはスルーしてくれなかった…


エスさん「えっ?何で今エーちゃんの名前が出たの?」


従業員皆が少しづつ離れて行くのが分かる…被害を合わない為だ…


エスさん「リー!どう言う事?正直に言いなさい!」


リー「俺じゃ無いです…」


そして…リーが顔を俺に向けた…

俺は目をそらしたが…


エス「どう言う事?ふくちゃん?」


『いや…あの…実は…』


段々エスさんの顔が笑っていく…

これなら言える!


『実は…エーちゃんと付き合ってるんですよね…』


エスさん「いつから?」


良し!怒ってない!


『1月からです!』





エスさんの笑顔がみるみる怒ってる顔に変わってきた…


エスさん「てめー!何で言わなかったんだよ!」


『言わなかったじゃなくて恐くて言えなかったんですよ…』


エス「私の何処が恐いんだよ!」


…と言ってグーで殴られた…

そういうとこが恐いんですよ…

それから3日間会う度に蹴られ続けた…


本当に…ごめんなさい。






エーちゃん編



その日は仕事で風俗店で営業ついでに遊んで女の子の名刺を貰った。

夜はキャバクラで飲んでまた名刺を貰った。


いつもなら名刺を貰っても直ぐに捨ててしまうが、

その日に限って捨てずに持って帰ってしまった…



いつも通りにエーちゃんを起さずにスーツから荷物を出し、スーツを脱いで一服する…

一服してる最中…荷物に紛れた名刺を見つけた!


やべぇ…持って帰ってきちゃった…


酔っ払っていた為正常な判断が出来ない…

何を考えたのかわからんが…俺はその名刺を冷蔵庫の裏にセロテープで貼り付けた!(俺は当時自分の部屋に小さい冷蔵庫があった)


これでバレない!



〜数日後〜


エーちゃんから電話が入った。


エーちゃん「部屋模様替えしたいんだけどいい?」


『いいよ!』



スッカリ忘れている俺…

仕事も早く終わり家に帰ると…



部屋でエーちゃんが仁王立ちしている…

何故かわからない俺…


『どした?』


エーちゃんは無言で2枚の名刺を差し出した…



俺…冷や汗…


エーちゃん「言い訳は?」


出来ません。証拠が目の前にありますよね?


『ごめんなさい…』


エーちゃん「こっち向いて…」





グーです。

右ストレート…

いいパンチでした。



その後は普通に接してくれましたが、少しの間…気持ち良い事してくれませんでした。


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