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最低な男4


限度額240万


借金190万





年も明けて新年だ!


エーちゃんも体調が良くなったので働く事になった!エーちゃんは看護士なのだ!


夜勤も入ると…俺よりも給料がいい…仕事は大変そうだったが…


新年早々の新年会では無く、少し遅い新年会をする事になった!従業員全員が来る訳では無く、営業部だけでする事になり社長から飲み会代を貰った!


飲み会に行ってビックリ…


なんと…




アッコが居たのだ!


流石に驚いた!

俺には内緒にしていたらしい。


飲み会はいつも通り盛り上がり今日は帰らないつもりだった!

皆かなり酔っ払った頃アッコが明日早いから帰ると言うのだ。


エスさん「ふくちゃん送って行きな!」


兄貴「ふく!送ってこい!でも変な事するなよ!」


兄貴は大阪から来た為アッコと仲が良くてかなり強く言われた!

まあ〜治安が悪い町だ。夜中だし送らないと危ない…


『分かりました!送ってきます。』


アッコも酔っ払ったせいもあり腕を組んで歩いていた…

俺もかなり、かなり酔っ払っていた。


どのくらい酔っていたかと言うと…

目は良いが、眉間にシワを寄せて見ないと焦点が合わないぐらい酔っ払っていた…

むしろ送るというより送って貰っている状態だった。

送る最中…ホテル街を歩いていた…

俺は腕を組まれたまま連れて行かれた。





ホテルに…


!?


『えっ?なんでホテル?』


酔っている為思考能力0です。

いつもなら突っ込みを入れていたが、この時は????しか出て来なかった。


アッコ「だってふくちゃんが…あ〜セッ○スしたい〜って叫んでたやん!」


それは覚えているがアッコでは無く、たちんぼの金髪美女に言ったのだ…

そんな事を考えている最中にアッコは部屋を決めてお金も払っていて鍵も…持っていた…

そのまま腕を組まれて連れて行かれた…


抵抗する余力はすでに無かった…




そのまま連れて行かれてベッドに横になって寝ようとしたが…

無理矢理服を脱がされて一緒に風呂に入った…


眉間シワを寄せないと良く見えない為…

あえて眉間にシワを寄せなかった。

でもアッコが2人に見えるがスタイルは抜群だ…


流石に今までも断っていた通り断ろうとしたが、思考が止まっている為断り方が分からない…

しかも…酔っている為…全部洗ってくれている…まるで風俗だ…

勘弁してくれ!と思い一生懸命断り方を考えた…ダメだ…やっぱり出てこない。

逆にここまでして断ったら傷付けるかもしれない…と言う結論に達した。


『Hさん…今日は酔ってるから気が付いたらここまで来てたけど、最初で最後ですよ。』


これから先、気を持たせない為に言った。もうあーちゃんで懲りている…


アッコ「ええよ!今日ふくちゃんと結ばれるならね!」





結局アッコと結ばれてしまった…

中々上手だった。

終わった後はマンションに帰るなり爆睡…

朝起きて結ばれた事を思い出し、かなり後悔しました。


年が明けた時は大体の人はそうだけど実家に帰ると思う。

俺には姉が2人居る。2人とも新年の挨拶をしに実家に帰ってきた。(2人とも結婚している)


まあ〜俺の家族は仲が良い。だけど2番目の姉はうるさいから俺的に距離を置いている。

上の姉とはかなり仲がいい。


家族で飲んでいる時に俺の仕事の話になった。結構オープンな家族なので普通に話たら…

2番目の姉が食い付いてきた。


ちぃ姉「何処でやってるの?」


『ちぃ姉の店と同じ町だよ!』

(ちぃ姉は旦那とバーを営んでいる。)


ちぃ姉「ふくちゃん!水商売は辞めな!しかも凄い治安が悪い町だし、事件に巻き込まれるよ!」


『治安が悪いのは知ってるけど俺の会社は平気だよ!』


ちぃ姉「水商売ってのは流れ物だからお金も泡銭だしお金貯まらないでしょ?あんた借金してんじゃないの?」


ちぃ姉も水商売上がりで昔銀座で月収200万稼いでいたホステスだった。俺も免許取ったばかりの時は良くタクシー変わりに夜中に迎えに行ってお小遣いを貰っていた。


そんなちぃ姉が言う事は間違なかった…

ちなみに俺とちぃ姉は10歳差がある。


『確かに貯まらないね…でも借金はしてないよ…』


親父の前だったし、流石にあんだけして貰って、まだ借金してるとは言えなかった…


しかし…


この返事が大事件を起こす…


ちぃ姉「旦那の知り合いに銀行に勤めてる人がいるから調べてもいいの?」


やべぇ…


嘘を貫き通すしかないな…


『いいよ!調べれば?』


心臓ドキドキ…


しかもちぃ姉の旦那はその町が地元で昔やんちゃをしていた為、周りは悪い人ばかり…俺が勤めてる会社の事も知っていた。(でもちぃ姉の旦那は今は真面目に働いている。バーの他にフランス料理店も経営している一流コックだ。…しかも昔…飯○愛と仲間内で悪い事を沢山していた。もしかしたら飯○愛が出した本にも登場してる人物かも…読んだ事ないが…)


話が反れましたが戻ります。


旦那いわく俺の会社は悪い人達から凄く評判の悪い会社らしい。(店では無い)

確かにやり放題だが勤めてる分には問題ない。

しかも旦那とエスさんは知り合いだった!



数日後…


旦那は自分の店に俺を呼び出して


旦那「ふくちゃん…悪い事は言わない…仕事を辞めろ。水商売したいなら俺が良い場所紹介してやる。あの会社は辞めておけ。」


『いや…そんなに悪い会社じゃないですよ!』


旦那「周りのヤクザからいい様に思われてない。事件が起こる前に辞めろ!」


『嫌ですよ!ガキじゃあるまいし、自分の仕事ぐらい自分で決めますよ!』




旦那も俺もイラっとしてきた。旦那も俺も男にはハッキリと言うほうなので…


旦那「なんだ?その態度?ちぃ姉に頼まれなかったらこんな事言わねえよ!」


『俺の人生勝手に決めんなよ!』


旦那「お前みたいな奴…大嫌いなんだよ!やんのか?表出るか?」


俺は正直迷った…

喧嘩してもいいが、ちぃ姉に悪い…


『やっても構わないけど俺の考えは変わらないよ!ちぃ姉にも悪いし、やっぱり喧嘩は辞めとくよ!わりーけど気分悪いから帰るわ!ちぃ姉にも仕事は辞めないって言っといて!』


旦那「帰る前に1つ答えろ!」


『なんだよ…』


旦那「お前借金してるのか?」


『してねーよ!じゃあ〜帰るわ。』



やべ啖呵切っちゃった…

ちぃ姉には悪い事したな…

その日は早く仕事が終わった為すぐに家に帰った…



次の日…


出勤すると…事態は一遍していた…

出勤するなりエスさんに呼ばれた。なんか深刻な顔付きだ…


『エスさん…どうしたんですか?』


エスさん「昨日…あんたの義理の兄貴に呼び出されたんだ…」


『はぁっ?』


俺はマジギレしてしまった…


『わりーけどエスさん今日仕事休むわ。ちょいぶっ飛ばして来る。』




でも…何の会話したんだ?事によってはぶっ飛ばすけど…元々知り合いだ。違う話してるかもしれない…


『つか…エスさん…その前に何の話したんですか?』




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