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大気圏の背中 -the bottom of the atmosphere-  作者: 鈴山浩美
エクストラ・ステージ
17/17

目覚め

 自然に目が覚めた。濃い青が部屋を満たしていた。


 天井を見ていた。地雷がくっついていた。




 うつぶせになった。薄暗かった。影ができていた。




 猫のように体を伸ばした。掛け布団が膨らんだ。


 立ち上がった。掛け布団がずり下がって、敷き布団の上に無造作に落ちた。布団の中にあったものが溶け込んできた。




 冷蔵庫を開けた。冷蔵庫が開く音がした。冷たい空気が流れ込んできた。


 ミネラルウォーターのペットボトルを取り出した。


 コップに注いだ。コップが透明な水で満たされた。


 コップの水を口に含んだ。


 飲み込んだ。体温よりだいぶ冷たい水が喉から食道を通って胃に流れ込んだ。冷たさはすぐに薄れた。




 顔を洗った。


 昨日体を拭いたタオルで水滴を拭いた。


 においを嗅いだ。


 洗濯機にタオルが放り込まれた。




 着替えて散歩に出掛けた。


 机の上に腕時計がうつぶせの姿勢で寝かされていた。背中が触れて冷たかった。




 青さはだんだん薄れていった。

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