大気圏の背中 -the bottom of the atmosphere-
今日の空はいい空だった。色は黒というより紺に近く、ところどころに青みがかった灰色の雲が浮かんでいて、じっと一つの雲を眺めているとなんとなく動いているような気がして、目で追っていくとビルに差し掛かってビルの上を通り過ぎて、やっぱり動いていたのだとわかった。それから空全体を見渡すと、すべての雲がゆっくりと動いている感覚がどんどん広がっていって、自分が立っている地面の丸さと、空がずっと続いていることが感じられるのだった――日常の流れの中の半日間を切り取った、断片のような短編小説。
第一章 昼休み
定食屋
2018/07/28 03:54
(改)
踏切のある道
2018/07/28 04:54
エレベーター△
2018/07/28 04:55
第二章 研修スペースにて
予鈴
2018/07/28 03:58
(改)
講義
2018/07/28 05:37
休憩
2018/07/28 05:37
放課後
2018/07/28 05:38
エレベーター▽
2018/07/28 05:38
第三章 飲み屋へ
夜空
2018/07/28 04:09
(改)
着席
2018/07/28 05:40
注文
2018/07/28 05:40
乾杯
2018/07/28 05:40
箸
2018/07/28 05:41
場所
2018/07/28 05:41
愛想
2018/07/28 05:41
エクストラ・ステージ
帰宅
2018/07/28 04:13
目覚め
2018/07/28 04:13
(改)